『ウィス』という存在
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うである。
「これで綺麗になりましたね。」
はい、綺麗になりました、綺麗さっぱり
だが、ウィスの声が……
声が……
ウィスの声が遠くない?
「……ご馳走様?」
見れば前にはオーフィスが唇を舌で舐めとり、此方に首を傾げながら見詰めていた。
そんなオーフィスを持ち上げ、黒歌を見据えるはウィス。
「……。」
ちくしょう、ちくしょうにゃ……
「……!」
すすり泣く黒歌を静かに見据えていたウィスが突如、空を見上げた。
否、遠方を見据えている。
「急用ができました。早急にオカルト研究部に戻りますよ、皆さん。」
「放っておいてくれにゃ。捨てられた猫である黒歌さんはこの場で余生を過ごすんだにゃ。もうどうでもいいグェ……!?」
力無く脱力する黒歌を掴み上げ、ゼノヴィアとロスヴァイセを抱え上げたウィスは瞬く間にその姿を消失させる。
正に一瞬の出来事。
次の瞬間にはウィス達の姿はその姿は消えていた。
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