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2章 生き様
19話 処置
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していった。


 しかし、ツカサは思う。“それがいったい何だというだ?”なぜ彼らはそこまで過剰に反応する?結果は、リアがほとんどのメンバーを殺しましたの一文で済む。それなのに、なぜ掘り返そうとするのか。



 

 だが、ツカサは心の中で首を振った。何しろ、自分たちと一般人の彼らとは、そもそも“感性や考え方、価値観”もちがう。そんな相容れないような彼らに理解などできないと思うし、理解してほしいなど、ツカサは露ほどにも思っていなかった。
 









「…わかった」


 結局、ツカサはそれを承諾することにした。ここで下手に動かないほうがいいと思うし、あまり彼らを刺激しないほうがいい。




 だが、ツカサはそれだけで終わるつもりもなかった。


「だが、条件が2つある」

「…なんだね?」




 ツカサはまっすぐヒースクリフの瞳を見つめた。


 
「一つ目は、リアがその制裁を下されるなら、俺も一緒に受ける」

「…きっと、彼らも君もそうすると思っているだろう」

 つまり、イエス。こちらの条件は受け入れられる自信があった。だが、次の条件はどうなのだろう。

「二つ目は…恐らく、俺たちが前線に出ない一か月間の間に、最前線のボス攻略戦があるだろう。…だが、俺たちは攻略組たちがどんなに危険な状態になっても、絶対に出ない。死者が何人出ても、だ。」

「…それは、私一人の意見では決めかねるな」



 顎に手を当て、ヒースクリフは考え込むしぐさをする。ツカサとて、一応はここで従順な態度を見せるが、簡単に引き下がるつもりもない。何しろ、そもそもリアが虐げられているのだ。確かに自分たちは異常だとわかってはいるが、それでもツカサの神経を逆なでするのには十分だった。




 自分たちの存在の大きさを、ここでわかってもらわなければこれから先、厳しいだろう。いや、彼らは本当はわかっているはずなのだ。ここまで、ある程度のハイペースで攻略できたのは、オールラウンダーの2人の力はかなり大きいものだったと。だが、今彼らはパニック状態にある。だからこそ、もう一度わからせてやる必要があった。…これからの攻略に自分たちが…いや、リアが必要不可欠だということを。




「リアにそこまでさせるということは、つまりそういうことなんだろう?自分たちでリアを虐げておいて、都合のいい時だけ助けを求めるだなんて、虫が良すぎる。そこはどちらかに固めるべきだと思う」


「……確かに、君の言うことには一理ある。わかった。何か言われたら私のほうから彼らを説得しておこう」

「よろしく頼む。…それじゃあ」


 要件は終わったとばかりに、ツカサはさっ
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