ソードアート・オンライン〜剣の世界〜
2章 生き様
18話 狂気
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ぶり、その右手には菜切り包丁のような短剣。この世界で最悪のレッドプレイヤー、Pho。このラフコフのギルドリーダーである。そして、そのわきを固めるのは、目の部分だけ穴が開いている紙袋をかぶったジョニー・ブラック。スカル型のマスクをつけたザザ。側近の幹部だ。
「まさか、リアが全部殺りやがったのか?」
「……」
「つまりYesか」
指先でくるくると友斬包丁をもてあそぶ。だが、部下のほとんどを殺されたと知っても、怒りもせず、逆に楽しそうでもあった。
「??? ?? ?????.(相変わらずだな)」
「????? ????????? ?? ??? ????? ??? ???(兄さんもよく飽きもせず人を殺し続けられますね)」
アラビア語に切り替え、ツカサは皮肉気に言う。しかし、それでも彼は態度を崩さない。
「??? ???? ??? ? ????? ???? ??????(そういうが、そいつだって俺の部下を殺しまくったぞ)」
「……」
ツカサは黙り込んだ。Phoはその様子をじっと見ている。沈黙の後、Phoが口を開いた。
「?? ????? ???? ??????? ????... ???? ????? ??? ??? ????.(別に今戦おうとは思っていないさ。…逃げたいなら逃げろ)」
「…………」
Phoの視線と交錯するが、そこからは何も読み取れない。結局、ツカサは黙って背中を向けた。
「いいんすかぁ、ヘッドォ。ほとんどの部下殺されちまったじゃないっすか」
「あの、女ともども、殺せる、チャンス、です」
ジョニーブラックと、ザザの不満の声を聞きながら、ツカサはポーチの中から転移結晶を取り出し、「転移、コラル」とつぶやくと、2人の体はすぐにその場から消えうせた。
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