ストライクウィッチーズ 砂漠の国から来た傭兵
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この501に向かい入れたいと思います」
私がそう告げた瞬間、皆揃って「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」と言わんばかりの表情になり、すかさず再びトゥルーデが声を大きくした。
「正気か、ミーナ!?」
「えぇ……ばっちり正気よ。現にこんな事が起きている以上、何かしら運命が動いているとしか思えないもの」
「まぁ……確かに、そういっても過言じゃない状況ではあるけどな……」
そう私が言い放つとトゥルーデも、今までの説明を振り返りながら、渋々納得した様子だ。
一方でシャーリーさんは、トゥルーデとは正反対に嬉しそうな表情を浮かべながら、こう言い放つ。
「なぁ、なぁ、ミーナ。今言ったこと嘘じゃないよな!?ホントだよな!?」
このシャーリーさんの問い掛けに私が「本当よ」と返すと、シャーリーさんは「うっひょ〜〜〜〜〜!!!」と叫ぶなり、こう言葉を続けた。
「いいねぇ〜!!あの戦闘機、乗せてもらおう!!すっげえスピードで飛んでいたもん!!」
「嬉しそうだね、シャーリー」
実に嬉しそうな表情を浮かべるシャーリーさんに対して、ルッキーニ少尉が話しかけると、シャーリーさんは満面の笑みを浮かべて「あぁ、もう最高の気分だよ!!」と返す。
本当に彼女は空を早く飛ぶことに夢中なのね……。まぁ、確かにあれだけの長加速や高機動ぶりを見たら、シャーリーさんの心を鷲?みでしょうね。
興奮冷めやらぬシャーリーさんを見て、そう思っていると今度はサーニャさんが問い掛けてくる。
「でも……アスラン王国なんて国が無い以上、所属はどうするんですか?」
「そうねぇ……。そこが悩み所なのよねぇ……」
サーニャさんが言ったように、この世界においてサキ中佐の祖国であるアスラン王国は存在しない以上、サキ中佐は”国籍不明”という事になってしまう。
そんな国籍不明の人物を軍隊の一部隊に配属させる事を上層部が決して許可するはずがない。
だから、何処かしらに所属する軍人という事で処理する必要があり、それを決めないといけないのよね……。
「だったら!!」
胸の内でそう思っていた時、突如としてペリーヌさんが立ち上がり、こう言い放つ。
「ガリア軍の外人部隊の所属という事してはどうでしょうか?彼自身も外人部隊の指揮官だったみたいですし……」
「あぁ、なるほど。その手があったな」
ペリーヌさんの提案に納得の声を上げる美緒。確かに今の状況では、一番ベストな選択かもしれないわね。
外人部隊なら、過去や経歴、国籍を問われない事に加え、ペリーヌさんの言ったようにサキ中佐は元々、外人部隊の指揮官だった訳だし、ある意味では自然な流れと言えるわ。
「そうね……それで行きましょう。助かったわ、ペリーヌさん」
「いっ、いえ、当然のことをしたまでですわ!!」
「………」
私が礼を述べると、何
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