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ストライクウィッチーズ 〜砂漠の国から来た傭兵〜
ストライクウィッチーズ 砂漠の国から来た傭兵
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屋な子なんだろう。
同時に、赤の他人の事を心配してくれる心優しい子だ……。
過去に私の甘さと判断ミスで、犯した過ち……それを忘れぬ為に刻んだ傷だというのに……。
リーネの様子を見て、そう思っていると芳佳が再び私に話しかけてくる。
「あのサキさんって、扶桑……じゃなくて、日本の料理って食べたことあります?」
「そうだな……食べた事は無いが、シンがたまに”故郷の味が恋しい”って言たから、興味はあるな」
「えっ……、その……サキさんの居たエリア88に扶桑……じゃなくて、日本の方が居たんですか?」
私の言葉に対して、疑問交じりの表情問い掛ける宮藤。周りにいたほかの面々も同じような表情だ。
そんな周りの面々を見ながら、私は「あぁ」と短く言うと、こう言葉を続けた。
「風間真と言う名の日本人で、階級は大尉、私も他の皆も”シン”と呼んでいた。総撃墜数92機、対地目標物撃破約230車輌、指定目標攻撃率86%、出撃率95%、事故損失12%……間違いなく彼はエリア88ナンバー1の実力を誇ったパイロットだ」
「……凄い方だったんですね」
「あぁ、凄い奴だったよ……」
そう宮藤の言葉に返しながら、私はシンと戦ってきた日々を思い返していた。
同時に「今、シンはどうしているのだろう?」という考えが胸の奥から湧いて来て、次の瞬間には無意識の内にこう言っていた。
「……今、シンは幸せに過ごしているんだろうか?」
「きっとそうですよ。そう思った方が、シンさんも幸せですよ」
「……そうだな。スマナイな、つまらない事を聞いて」
「いえ、気にしないで下さい」
私が無意識のうちに言った言葉に対して、肯定する様に言い放った宮藤の言葉に、何処か救われたような気分になる。


そんな気分を胸に抱きながら、ふと横を見てみると、先程の物体……もとい、ネウロイとの戦闘で私が援護した金髪で眼鏡の少女が目に入った。
「君はさっきの……」
「はっ、はいっ!!」
私の呼びかけに、ビックリとした様子で少女は答える。
どうやら、リーネと同じ照れ屋か、異性に接するのが苦手な子なんだろう……。
彼女の何処か恥ずかしそうにしている様子を見て、私はそう思いながら、話しかける。
「大丈夫か、ケガは無いな?」
「あ……は、はい……。サキ中佐の方こそ、大丈夫ですか?」
「見ての通り、五体満足だ」
「……そ、それは良かったです。あ、名前を申し遅れましたわね……わたくし、ペリーヌ・クロステルマン中尉と申します。ペリーヌで構いませんわ」
「そうか……これから宜しく頼むぞ。ペリーヌ」
そう言いながら、私が目の前にいる少女……ペリーヌと握手を交わした瞬間、彼女の顔がさらに真っ赤になり、頭から湯気を挙げながら俯いてしまう。
やはり、彼女はリーネと同じ照れ屋か、異性と接するのが苦手な娘な
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