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ストライクウィッチーズ 〜砂漠の国から来た傭兵〜
ストライクウィッチーズ 砂漠の国から来た傭兵
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ニを見て、懐かし気に思っていると今度はタロットカードを手にした少女が、何処か眠そうな少女を連れて話しかけてくる。
「なぁ、サキ。さっきシャーリーに行った話、もう少し詳しく聞かせてくれ」
「……それは構わないが、その前に君の名を教えてくれ」
「あぁ、エイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉。で、こっちがアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク中尉……”サーニャ”で構わない。って、ほらサーニャもちゃんと自己紹介するんダ!!」
「よ……よろしく、おねがい……しま……す」
そういってエイラは、サーニャを起こして自己紹介させようとするが、当の本人は頭が回らないのか何処かぎこちない口調だ。
私の為だけに無理をさせるのは、マズイな。サーニャの様子を見て、そう思った私はこう言い放つ。
「あぁ、宜しく。それとサーニャ中尉、決して無理だけはするな、私に構わず休んでくれ」
「は……、はい……」
この私の呼びかけに答えるように、サーニャは自分の席に座ると同時に眠り込んでしまう。
夜間任務にでも、出動する予定だったのだろうか?そうだとしたら、悪いことをさせてしまったな。機会があれば謝罪しておこう。
それ以前に、ふと思ってが、彼女たちは”女の日”には、出撃免除などがあるのだろうか?私はセラが”女の日”には、出撃を免除させていたが……。
ふとそんな考えが湧いていたが、それは良いとして……問題はエイラの言った事だ。何故に”エリア88が自腹で戦闘機を用意する”と言う事に関して、聞きたいんだ?
「いやぁ〜私の故郷の戦友によくストライカーぶっ壊す奴がいて、戦闘隊長が頭痛めてるんダナ」
「……私の心を読んだのか?」
胸の内で思っていたことを問い掛けるよりも先に、答えが返ってきたことに驚き、彼女を問い詰めて帰ってきた答えは「まぁ、私の固有魔法は予知能力だしナ」と言う物だ。
どうやらウィッチというのは、私の想像よりも何倍も凄い能力の持ち主らしいな……。


今にも「どうだ!!」と言わんばかりの表情のエイラを見ている私に対して、今度は二人の少女が話しかけてくる。
そのうちの一人は、シンと同じ日本……コチラの世界で言う扶桑の少女だ。
「初めまして、宮藤芳佳です。これから宜しくお願いします。あ、階級は軍曹です」
「リネット・ビショップと言います……。階級は芳佳ちゃんと同じ軍曹です……。その……よろしく……、お願いします……。それと……その……、額の傷は……」
「私の額の傷に関して、君は何も心配しなくて良い。私自身の不注意が原因だ、君には関係のないこと……それに話した所で、あんまり気持ちの良い話じゃない」
「は……、はい……。これから、宜しくお願いします」
「あぁ、宜しく」
私はそういって二人と軽く握手を交わすと、リーネは顔を真っ赤にしていた。彼女は照れ
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