ストライクウィッチーズ 砂漠の国から来た傭兵
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処が自慢げに言葉を返すペリーヌさん。
そんなペリーヌさんをジーっと見ていたエイラさんが一言。
「なんだツンツンメガネ。あの男に惚れたのカ?」
「そういえば、確かに助けてもらっていましたもんね」
「そっ、そんな訳あるわけでしょ!!適当な事を言うのも、いい加減にしてもらえません!?」
「ぺっ……、ペリーヌさん落ち着いて……」
「大体、貴方たちはですねぇぇあwせdrfgtyふじこlp;!!!!!!!」
エイラさんの指摘に続くように言い放った宮藤さんの言葉を聞くなり、ペリーヌさんは顔を真っ赤にして叫び、リーネさんが宥めるのも眼中にない様子で取り乱している。
やれやれ……。まぁ、これがいつもの501ね……。
ペリーヌさん達のやり取りを見て、そう私はそう思った……。
…
……
………
<サキSide>
ミーナ中佐と坂本少佐が、一旦退室して約30分程度経った頃だろうか……。
「お待たせいたしました、サキ中佐」
「スマナイ、待たせてしまったな」
ドアの扉が再び開き、ミーナ中佐の坂本少佐が謝罪しながら部屋に入ってくる。
そんな二人に対して、私は「いや、大丈夫だ」と短く返しながら、彼女達に問い掛ける。
「それで……私の処置はどうなるの?」
「それに関して、今から説明しますね」
そうミーナ中佐は言い放つと、持っていたファイルから書類を取り出しながら、こう言い放つ。
「処置を伝えます。貴方をたった今から、第501統合航空団の所属とします」
少なからず予想はしていたが、こうなったか……。
ミーナ中佐の伝えた処置に対して、そう胸の内で思いながら、私は更にミーナ中佐に問い掛けた。
「立場は?」
「ガリア軍の外人部隊から派遣されてきたパイロットとしての技術と資格を有する軍事顧問という事で、処理する予定よ」
「………」
……なるほどな。確かに外人部隊なら、過去や経歴、国籍を問われない。
現に私の居たエリア88もそうだった……。
所詮、私は外人部隊という器の中でしか生きられないのだろう。
だが、もうアスランにも私の居場所は無い。既に私は死んだ身なのだから……。
それ以前に、この世界に私の故郷……アスランは存在しない。
だったら、新たに用意されたこの世界という器の中で生きてみようではないか……。
ミーナ中佐から告げられた私の今後に対し、そう胸の内で思っていると、坂本少佐が一言聞いてくる。
「受け入れてくれるか、サキ中佐?」
どこか緊張した口調で問い掛ける坂本少佐の側で、同じように緊張した表情のミーナ中佐。
そんな二人の顔を見て、私は「フッ」と軽い笑みを浮かべながら、こう言葉を返す。
「……喜んで受け入れよう。ミーナ中佐、坂本少佐、これから宜しく頼む」
そう私が告げる
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