第119話 魔人は到達するようです
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んでだろう しんだのにいきてる わからないけれど
もう だれにもしんでほしくない
「もう、だれも、しなせない―――!!」
ド ン ッ ッ ! !
あのころのわたしとは ちがう!
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ド ン ッ ッ ! !
「これは……?」
十三騎士の必殺技とネギの魔法が放たれる数瞬前、懐かしい感覚の力が覚醒する。
ノワールが見張っていた明日菜が咸卦法を使いながら更に無効化能力"黄昏"を纏い、
首から下げた、俺が贈ったペンダントを握り、覚醒した"神剣 桜神楽"を抜き放つ。
そして『雷天大壮』より少し劣るだけの速度で一足、こちらに『踏み出せた』。
「あら、ビックリ。けど許すのはそこまでよ。」
ギン ドッ!
「きゃぅっ!」
ノワールに一対一で付かれていたにも拘らず、一歩だろうと前に進めたのは称賛に値するが、
それ以上は許されずアッサリと拘束された。
ふむ、明日菜が起きたしもう無いだろう。なら最後のダメ押しだ。
「全員、全能力のリミッター解除。神気も魔素も使用を許可する。備えろ。」
「し、使用を、許……!?」
何か勘違いしていたネギ達が驚くが、それを無視して魔力で代替していた強化を使い慣れた
神気や魔素(魔王級以上は獄素とでも呼ぶべき練度だが)に切り替える。
追加し、覚醒化(ノワールの≪暗逆併明≫やアリアの≪翼獣霊王≫の総称だ)、異種解放すると、
既に気圧されつつも姥貝ていた奴らの動きは完全に止まった。これで―――
「十三騎士、行くぞ。『アトロポスの剣』、合わせ。」
「"『千の「放て!!!」」
ドギャゥッ!!
こちらも覚醒状態になり底上げされた十三の必殺が、抗う『千の雷』がか細く見える程の
規模を持って魔法を轢殺し、ネギを飲み込んだ。そのまま力なく仰向けに倒れたネギに近づき
俺達二人を十重の"黒水晶の棺"で覆い、剣を掲げる。
「さぁ、始めよう―――!!!」
ネギは当然、動く気配を見せず、剣はそのまま首に吸い込まれる。
【―――見事、私を舞台に上げるとは―――】
そして、誰も干渉出来ない空間にそれは現れ、俺は剣を掲げた状態に"戻され"ていた。
「ああ、お前の為だけにここまでやって来たんだ。相手して貰うぞ、『創造主神』!」
絶対の神を相手に、遂に最後の戦いが始まる。
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