第119話 魔人は到達するようです
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いはするかもだぞ?」
「ネギ坊主ーー!諦めたらそこで試合終了だゾ!!時間を稼げ!」
圧倒されながらもネギを慮り、活を入れる超。
美しい事だが残念。未来からのパスは来ないわけで。
「お前にしては浅慮に過ぎる。俺が、お前の登場を予期していながら、お前が未来から援軍を
連れて来るのを予想していなかったとでも?」
「貴方こそな!もう既に駒は尽きているだろウ!!私と同じ方法なら、障壁をいくら強化
しようとも通過可能ダ。あと五分もしない内に―――」
「駒が尽きた?いや、流石に耄碌したか?一人足りないだろう?」
どうやらマジで頭から選択肢(戦力)として完全に抜けていたようで、珍しく懸命に記憶から
掘り起こす素振りを見せる。
「…………………………あ!!茶々がいない!!」
「おい、素が出てるぞ、素が。」
『全く、ひどい話ですね。』
ヴン、とディスプレイが浮き、別室にいる茶々丸が映し出される。
体から伸びた無数の線が、周囲を囲む様々な形の機械群に繋がれている。
恐らく俺やツェラメルの次か同等に頑張っているのが茶々丸だろう。自分の創造主に歯向かい
ながら、未来から来ようとする軍勢の処理を一人で熟しているのだ。
しかも自分だけ裏方なのだ。他の全員が表舞台で派手に戦っているのに。
「戦いが終われば一番手柄だ、頑張ってくれ。」
『は、はい!愁磨さんの為に頑張ります!!』
「………何と言うか、我ながら素晴らしい"子"だと誇らしい気持ちだヨ。」
「うんうん、全く、凄く良い子だよ。」
「「あのー………。」」
茶々丸の健気可愛さに超とほっこりしていたら、所在なさげにしていたネギとトルメリアが
揃って情けない声をかけて来た。たく、少しくらい息抜きさせろってんだ。
「はいはい、真面目にね。」
キュンッ
「ぐ!?」
「避けてるだけじゃ終わるぞ。"≪Alucard≫結合、宿れ炎帝"!」
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパチン!
ズドドドドドドドドドドドドォオオドゴォン!
「うわあぁああああぁあ!?」
初めの光拳は何故か辛くも避けられ、続く疑似賢者の石付加+追加強化された指パッチンに
よる絨毯爆撃もすんでの所で全て躱される。
ここまで強化して漸く一発が『燃える天空』の威力の三倍と、範囲が元の最大火力の五倍。
とは言え『術式兵装』無しのネギに躱しうるような代物では無い。つーかラカンでさえ三秒で
消し炭に出来るコレで死なないのか。
「『グロリアス・ヘブンズアーム』起動、『天位』永劫及び『地位』刹
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