暁 〜小説投稿サイト〜
ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
絶望の底で……。
[39/39]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
カダムス大尉、これより、P-80の実戦試験の為、第501統合航空団へと向かいます!!」
「了解、第501統合航空団への到着以降は、同隊の所属として、指揮官ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐の指揮下に入れ。貴官の活躍と幸運を祈る」
「了解!!」
まるで儀式の様なやり取りを交わした後、俺とアリシア中佐は共に目の覚める様な敬礼をし、それに続く様に、先輩達も敬礼をする。
そんな中佐、先輩達の視線を受けながら、後ろを振り返った俺はタラップを上り、サラトガに乗艦していく……。
俺の探している答えを見つける為の新しい戦いが、今始まろうとしていた……。
…
……
………
<?Side>
ウィーラーが第501統合航空団への配属に向け、ロマーニャを発った頃……。
配属先の第501統合航空団の格納庫では、新しいストライカーハンガーの設置作業が、ラッキード社の技術者主導の元、リベリオン陸軍の工兵隊によって行われていた。
格納庫内に鳴り響く、工具の音を聞きつつ、同隊に所属するウィッチ達が作業を見守っていた。
工兵隊が設置しているのは、自分達が使っているストライカー用ハンガーとは、全く違う形、機構のストライカー用ハンガーだ。
この見た事も無いハンガーが設置される事によって、新しくこの隊に来るメンバーが、どんな人なのか、どんなストライカーを使うのか……と、まるで次の芝居の内容を予想するかの様に、語り合うウィッチ達を見ながら、ミーナと美緒はこう呟く……。
「いよいよだな……、ミーナ」
「えぇ……」
そんな2人とは別に、格納庫の一角で、自身の愛用するストライカーであるP-51を弄っている一人のウィッチが居た……。
スパナを片手に、少女は額を伝う汗を拭いつつ、「ふぅ……」と一息つきながら、ふとハンガーの設置作業に視線を向ける。
「何か、面白い事になりそうだなぁ……♪」
視線の先で、設置されていく新しいハンガーを見て、まるで新しい玩具を前にした子供の様に、何処か嬉しそうに、そう呟いた少女はニヤリとした笑み浮かべた。
この少女こそ、後にウィーラーの”深いパートナー”となるウィッチ……シャーリーこと、シャーロット・E・イェーガーであった……。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ