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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
変貌……、人ならず者へ……。
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チ隊に居る姉さんに伝えてくれませんか……『弟は良く戦い、そして死んでいった』って……」
「悪いが、ジョンソン。それは無理だな……」
「えぇ、この高地に来る前に言ってましたもんね『死ぬ時は小隊全員一緒だ』ってね……。だから、もし生きて帰れたらの話ですよ」
「あぁ……だが、その『もし』は無いだろうな……」
「そうかもしれませんね……。では、隊長、ご武運を!!」
「そっちもな」
敬礼しながら、そう言い放つジョンソンに対し、俺も軽く敬礼で返しながら、トンプソンM1A1を構える。


すると、今度は側に居たベイカーが、こう俺に話しかけてくる。
「全員に声掛けたか?」
「あぁ」
「これで悔いなく死ねるってか?」
「ま、そんな所だな。そう言うお前の方はどうなんだ?確か、陸戦ウィッチ隊に妹さんが居るんだろ?」
ベイカーの問い掛けに対し、短く言葉を返しながら、逆に問い掛けた俺に対し、ベイカーはこう言い放つ。
「あいつは、強い奴さ。俺が居なくなったってやっていけるはずだ、死んだって悔いはねえよ」
「そうか、そりゃ良かったぜ……」
そう笑いながら言い放つベイカーに対し、俺がそう返すとベイカーは続けてこう言い放つ。
「ウィーラー、お前と戦えて良かったよ」
「何だよ、急にしみったれた事を?」
「そう言うムードだろ?」
「ふん、ロマンチストが。まぁ、俺もお前と戦えて良かったぜ……」
「どうも、光栄の限りで……」
ベイカーの言葉にそう言葉を返しながら、軽くベイカーと握手を交わした瞬間だった。
今までの物とは比べ物にならないネウロイの猛砲撃が行われ、303高地は凄まじい勢いで揺さぶられ、地面が抉らて行く。


どうやら、そろそろネウロイの連中が本気で攻め込んでくるみたいだ!!
「来るぞ、戦闘用意!!」
鳴り響く砲声と地面に伝わる衝撃を感じながら、俺がそう叫びながら、トンプソンを構えると他の隊員達も一斉に銃を構える。
構えた銃の銃口の先には、120体を超えるであろう数のネウロイが、俺達の居る303高地を目がけて押し寄せて来ていた。
その様子を見て、思わずゴクリとつばを飲み込みながら、俺はこう言い放つ。
「まだ撃つな、鉄条網まで引き寄せろ!!」
「「「「了解っ!!」」」」
隊員達の復唱が聞こえる中、ネウロイは次々と一斉に押し寄せてくるのを見ながら、俺は側に置いてあったTNT爆薬の起爆装置を手に取る。
そして、押し寄せてくるネウロイが鉄条網を超えようとした瞬間、俺は大声で叫ぶ。
「爆破するぞ、伏せろ!!」
この俺の叫びを聞き、一斉に隊員達が伏せるのを見て、俺は一気に起爆装置のスイッチを回し、鉄条網の近くに埋めたTNT爆薬を一斉に爆発させる。
それによって埋められたTNT爆薬が爆発した瞬間、20体近くのネウロイが凄まじい轟
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