暁 〜小説投稿サイト〜
ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
変貌……、人ならず者へ……。
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たちの事であり、俺以外に誰か助かった者が居るかと言う事だ……。

勿論、最悪の結果だってあり得る……。だが、僅かばかりの希望を信じたいという気持ちで、俺はミーナ中佐に聞いた。
「中佐……、自分の部下は……」
「……はぁ」
この俺の問い掛けに、ミーナ中佐は深く溜息をつきながら、軍服のポッケに手を入れて、”ある物”を取り出し、俺のベッドの毛布の上に置いた。
それは、真っ赤な血に染まった11人分のドッグタグ……。ベイカーを始めとする小隊の皆の物だった……。
それを前にして、ミーナ中佐は冷静に淡々とこう言い放つ。
「残念だけど……、あなたの部下は全員……」
「あ……、あぁ……」
ミーナ中佐の説明と共に血に染まったドッグタグを見た瞬間、俺の中で何かがバリンと言う音を立てて砕け散り、目の前が真っ暗になっていた。

ベイカー……、マックバーン……、皆……、死んだのかよ……。そんな……、そんな……。
303高地で、俺達は皆で死ぬと誓って戦ったんだ……。それだけなのに、俺だけが生き残ったんだ……?
それも訳の分からないバケモノになって……。

どうして神はこんな運命を俺に……。

何で……、何で……、何でなんだ……?

誰か、誰か、誰か説明してくれ、説明してれよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!

「あっ……、うあぁっ……、ううっ……、うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

そんな考えを胸の抱きながら、俺は、まるで大爆発するかの様に叫ぶのだった……。





……

………



「うわぁあああっ!!」
そう自分の叫び声で、俺はベッド代わりの木箱の上で飛び起きた。
「はっ……、はぁ……、ゆっ、夢……?」
額を伝う脂汗が流れるを感じつつ、辺りを見回した俺は自分の使うストライカーであるP-80を始めとする、ストライカーが収められたハンガー内に居る事に確認し、改めて夢を見ていた事を荒くなった息を整えながら、再確認する。
どうやらここ最近、疲れがたまっていたのだろう……。P-80の調整をしていて、ちょっと一休みしている内に眠ってしまっていたのだろう……。

クッソ……。あの時(303高地)から、もうずっと寝る度にあの時(303高地)の夢ばかりだ……。
おかげで、ずっとマトモな睡眠を取ったためしがない……。寝る度に、毎回これだ……。
こんな風になっちまってから、寝る際は、睡眠薬かウィスキーをストレートで一杯、二杯煽って、脳みそをマヒさせないと、寝れなくなっちまった……。
クソ……母さんが3歳の時にヤクで狂い死にするのを見て、「薬だけは手を出さねぇ」とガキながら誓ったのに、所詮はこ
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