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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
流星の白虎と暴れ馬のウサギ
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「あぁ……」
俺とシャーリーが共にトンプソンとBARのマガジンを交換しながら、今まで見せることが無かった新型ネウロイの新手の動きに警戒を強めたその時だった。
その回転し始めたネウロイのプロペラの様な部分から、まるでガトリング砲の様に次々とビームが発射され、俺とシャーリーに向けて飛んでくる!!
「うおっ!?」
「マジか!!」
この予想だにしなかった攻撃を前に、俺とシャーリーはそろってシールドを張りつつ、回避しようとするが、横についた小型ネウロイが逃げ様とする俺達の動きを封じてくる。
どうやら、俺たちの動きを封じた上で、まるで楽しむかの様に殺そうとしていやがる!!クソッタレが!!
「まるで騎兵隊に包囲されたインディアンにでもなった気分だぜ!!」
「あぁっ、そうかい!!俺は東側の人間だから、分かんねぇよ!!」
「じゃあ、帰ったら、私、おすすめの西部劇でも見るか!?」
「生きて帰れたらな!!」
飛んでくる無数のビームを交わし、シールドで弾きながら、何とか中型ネウロイの射線から抜け出そうと必死になる俺達だが、虚しくも全く抜け出す事は出来そうに無い。
クッソ……これじゃ二人揃って、このネウロイ共に撃ち殺されるか、魔力切れで墜落するかのどっちかだ!!
俺は”一度、死んだ”身分だから、問題ないが、せめて
アイツ
(
シャーリー
)
だけは生還させねぇと……。
そして、あいつだけもだけでも生還させたら、俺はあのネウロイと刺し違えてでも倒す!!
それが”俺に出来る唯一の断罪”だ……、その為にやる事は1つしかない……。
こうなったら、イチかバチかだ!!やってやるぜ、このバーローが!!
隙間無く飛んでくるネウロイによる攻撃の雨の中、そう決意した俺は一瞬のスキをついて、シャーリーの方に全速力で飛んで行く。
「うおぉおおっ!!」
「うおっ!?」
叫びながら飛んでくる俺を見て、シールドを張りつつ、ギョッとするシャーリーの表情に目もくれず、彼女の元に全速力で飛んで行く。
そして、まるでアメリカンフットボールのタッチダウンの様に彼女に勢い良く抱き着くと、勢いそのままに彼女を抱いたまま、ビームの雨の中を駆け抜ける。
「ちょっ、ウィーラー!?お前何を……」
「黙ってろ!!」
突然の出来事に顔を赤くしながら、困惑するシャーリーの言葉に耳を傾ける事無く、俺はシャーリーを抱きかかえた状態で意識を集中させ、魔力を最大限に体内で濃縮させ、その濃縮させた魔力を意識と共に一気に爆発させる!!
瞬間、装着しているストライカーを含めた体全体は勿論、手持ちのトンプソンや、抱きかかえているシャーリーをも黄緑のオーラーが包み込んだかと思った瞬間には、「ビュンッ!!」と言う音と共に俺とシャーリーは、今いた場所から姿を消す。
『『『『『GYAAAAAAAAAAAAAA
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