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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
流星の白虎と暴れ馬のウサギ
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、これを盛大にネウロイに対してぶち込むのだ!!
その発射装置のトリガーに指をかけた俺は、再びシャーリーに無線連絡を飛ばす。
「3秒後に行くぞ!!」
「OK!!」
「よし……。3……、2……、1……今だ!!」
「〜〜〜〜!!」
俺の叫びに合わせて、シャーリーは一気にP-51のエンジンをフルスロットルで回転させながら、太陽の方に猛スピードで進路を取る。
それをネウロイ達が追うよりも先に、俺はロケット弾発射装置のトリガーを思いっきり引く。
瞬間、轟音と共にP-80の両側に取り付けられたロケット弾ポッドから、轟音と共にロケット弾が発射され、トンプソンやBARと言った銃器による銃撃とは比べ物にならない速度でネウロイに向けて飛んで行く。
『『『『『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』』』』』
後方から飛んでくる10発のロケット弾にネウロイが驚く様な唸り声を上げながら、蜘蛛の子を散らす様に散開していく。
だがしかし、一機のネウロイが逃げ遅れ、俺の放ったロケット弾を次々と浴び、粉々に砕け散る。
その様子を見ながら、俺は発射装置を前に倒す。
瞬間、「ガチャン!!」と言う金属音と共に空になったロケット弾ポッドが固定装置から離れ、落下していく。
この機能で撃ち尽くしたロケット弾ポッドを捨てて、軽量化するのだ。
こうして軽量化した俺が左手に持っていたトンプソンを右手に移しつつ、俺は直ぐに散開したネウロイが再び体制を整える前に距離を稼ぐ為に今いる場所から離脱する。
それと同時に先に離脱したシャーリーが、俺に対して無線通信を飛ばしてくる。
「ウィーラー!!3機、追ってきてるぞ!!逃げろ、右ターンしろ!!」
「OK、右ターン!!シャーリー、今どこに居る!?」
「お前から見て、6時の方向!!援護するから、右方向から離脱して、合流するんだ!!」
「分かった、援護してくれ!!」
無線機越しにそう言ってシャーリーの居る6時の方向に、俺はP-80のエンジンを吹かすなり、全速力で飛ばしながら、右ターンしてネウロイとの距離を稼ぎつつ、シャーリーと合流するべく飛んで行く。
シャーリーも、俺を援護するべく空中でホバリングしながら、BARをフルオートで撃ちまくり、ネウロイに銃撃を浴びせていく。
そんなシャーリーの援護を受けながら、俺も彼女のと合流すると同じ様に空中でホバリングしつつ、素早くトンプソンをネウロイに向け、銃撃を喰らわせていく。
この俺達の銃撃を編隊を組みなおしたネウロイ達は回避すると、前についていた小型ネウロイが横にどいて、小型に居た新型ネウロイが前に出てくる。
そして、その特徴的なプロペラの様な部分が回転し始める。
「なっ……何だ、何だ!?」
「嫌な予感がする……シールド張る準備しておいた方が良さそうだぞ、ウィーラー」
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