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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
流星の白虎と暴れ馬のウサギ
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、何を考えてネウロイはあんな姿にしたんだ?」
ふとそう思う俺の側で、俺と同じ様なことを考えたシャーリーがポツリとつぶやく。
ホント、シャーリーの言う様に全く異形の存在の考えることは本当に訳が分かんねぇよ……。


そんな考えを胸に抱くと同時に、また別の考えが脳内に浮かんだ。
その疑問とは「どうして、あのネウロイは俺達に気付かない?」と言う事だ。
俺が501に着任してから、もう既に何度かネウロイとの接触&戦闘を行ったが、それらのネウロイは全て俺らの姿が見えなくても、ネウロイ独自のレーダーか何かで俺達を発見し、先制攻撃を仕掛けてくる事が多かった。
勿論、今、対峙しているネウロイの様に俺達に気付かないで飛行していて、俺達の待ち伏せ攻撃を食らうネウロイも居たが、ほんの僅かだ。
それに正直、今、俺とシャーリーが居る場所はネウロイの後方ではあるが、その気になれば直ぐにでも見つけられる場所だ。
だから、俺とシャーリーも戦闘に突入する事を前提で接近していたのだが、ここまでスルーされると逆に落ち着かないな……。
って言うか、逆にネウロイの方も敵対する勢力である俺たちが後方から接近されているのによく落ち着いて飛んでいられるな……。
まるですぐ近くに味方のネウロイでもいるかのように……。


……って、まさか!?
「っ!!」
ここまで考えて、ある考えが脳内を駆け巡ると同時に俺の第六感が何かを感じ取ったのか、背中に凄まじい悪寒が走る。
「どうした、デビル5?」
「……後方から来るぞ!!」
「っ!?」
俺の様子を見て怪しいと思ったシャーリーに対し、俺がそう叫んだ瞬間、シャーリーは豆鉄砲を食らった鳩の様な表情を浮かべると同時に、俺の第六感が察した通りに俺とシャーリーの後方から、新手のネウロイが出現し、俺達に向けて攻撃を加えて来たのだ!!
「上昇、回避行動!!」
「くっそ!!」
叫び、悪態をつきながら上昇した俺とシャーリー達に向け、次々と撃ち込まれるネウロイのビームを回避すると同時に俺とシャーリーに攻撃を加えて来た5機の小型ネウロイが高速で、俺とシャーリーの足元を飛行していく。
それを見ながら、俺とシャーリーはともに手持ちの銃の安全装置を外しながら、戦闘態勢を取りつつ、無線機に向かって叫ぶ。
「緊急、緊急!!こちらデビル5、ネウロイとの交戦に突入した!!」
「敵は小型ネウロイ、5機!!大至急、応援を願う!!場所は地点アルファ337、高度8800メートル!!繰り返す、地点アルファ337、高度8800メートルだ!!」
無線機に叫び、応援を要請しながら、新たに飛んでくる小型ネウロイのビームを回避する俺とシャーリー。
すると、俺とシャーリーの叫び声を聞き、ミーナ隊長が緊張感あふれる口調でこう伝えてくる。
『こちらミーナ隊長、了解!!直ち
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