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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
流星の白虎と暴れ馬のウサギ
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きそうにはないらしいな……。
配置についていく501の仲間達を見ながら、胸の内でそう思いながら、ホバリングしているとシャーリーが俺の肩をポンと叩きながら、こう言い放つ。
「全くお前って奴は無茶しようとするぜ……、少佐達が来なかったら、今頃突っ込んでいる所だったぜ。何だ”悪魔の旅団”って言うのは、無茶苦茶が好きなのかよ?」
「………」
さっきの俺の言動と行動に対して、呆れ交じりに問い掛けてくるシャーリーに対して返す言葉が浮かばない中、俺が言葉を返すよりも先にシャーリーが動いた。
「まっ、お前のそう言う所、嫌いじゃないぜ……」
そう言って、ニヤリとシャーリーは微笑みながら、再び俺の肩をポンと叩きながら、こう言い放つのだった。
「次からは、その無茶苦茶、私も喜んで付き合わせてくれよな」
「………」
シャーリーは、そこまで言うと先の微笑みを浮かべたまま、配置に付いて行く。
アイツ……、普段は軽い感じだけど、あんな事を考えるんだな……。
俺はそんな事を思いながら、配置に付いて行く。
そして、配置に付いた俺に話しかけてくるのは、先に述べた様に、俺と共に”連合軍が存在を認める二人の飛行可能なウィザードの二人目”の月影流斬だ。
「派手なドッグファイトしたみたいだな、ウィーラー」
「あぁ、ここに来てから今の所、一番のドッグファイトだったぜ」
軽く会話と交わす俺と流斬だが……ハッキリ言って、”俺以上にイレギュラーな存在”と言っても過言じゃない気がする。
まぁ、”人ならざる者”である俺が言えた身じゃ無いけどな……。
そんな考えがふと胸の内をよぎるが、本当に流斬は”ウィッチはおろか、ウィザードの定義……どれにも当てはまらない”のだ。
それ以前に航空歩兵には必須の”ストライカーユニットを使用せずに飛べる”のだ。信じられないと思うだろうが、現に本当なのだ。
これが彼の固有魔法にして、最大の特徴である『浮遊魔法』なのだが、流石にストライカーユニット程のスピードは、なかなか出ないそうだ。
だから、現在はストライカーユニットと同じ速度で飛ぶ為にも、少なからず多くの魔法力を消費するが、ストライカーユニット(※零式艦上戦闘脚二一型)を装着している。
これに魔法力を込めれば込めるほど速度を上げる事が出来るそうだ。
でもって、更に、この『浮遊魔法』以外にも、サーニャが使う全方位広域探査や、エーリカのシュトゥルムとほぼ同じ固有魔法も使えるって言う殆どチート級レベルの存在なのだ……。
そんな彼だが、俺の様に最初から”正規の軍属”として501に来たのではなく、”自らの固有魔法である浮遊魔法で501の基地に飛んできて、そこで偶然、対面したミーナ隊長に加入を直談判して加わった”と言う……いやはや、もはや何が何だか……。
まぁ、それ以前に”正式な軍属だ
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