機動戦士ガンダム
2105話
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レータを繰り返す事になる。
……いや、ヴェルナーとシミュレータをやっている時点で、ザクの操縦にも大分慣れてきたんだけどな。
ただ、地球の近くで戦いが起きた時、俺は単独行動をする事になっている。
リリー・マルレーンに搭載出来るMSの数は、通常12機。
だが、俺のザクUFS型は、13機目のMSとして搭載されている。
そしてMSというのは3機1小隊という扱いになっている。
つまり、13機目の俺の機体は小隊外の機体な訳だ。
いやまぁ、ミロンガ改ならともかく、今回俺が乗る機体はザクだ。
あまりに操縦が出来なかったら、リリー・マルレーンの直衛に回すとシーマも言ってたが……この調子なら、その辺は心配しなくてもいいだろう。
俺の機体を無理矢理乗せたおかげで、格納庫では色々と無理矢理な状態になってるんだが、取りあえずこれは今回だけの予定なので整備員の面々には頑張って貰いたい。
ムサイ級の大気圏落下カプセルのコムサイには、MSを搭載出来るらしいが……ザンジバル級はムサイ級と違って直接大気圏に突入出来るので、そんな物は必要ないしな。
……で、そんなこんなで数日が経ち、やがて突撃機動軍に所属している他の艦隊と合流していく。
シーマ艦隊はマハルから出発したから別行動だったが、他の部隊はグラナダから出発した連中が多い。
全部が全部って訳じゃないんだろうが。
「いいかい、これから今回の件の打ち合わせでザンジバル級に各艦の艦長達が集まる事になっているけど、それにはアクセルを……いや、ムウも連れていく。そこでこっちを馬鹿にするような奴がいたら……」
「我慢しておけばいいんだろ?」
リリー・マルレーンのブリッジに呼び出された俺は、シーマの言葉を先取りするようにして、そう返す。
だが……そんな俺にシーマが向けてきたのは、笑みと共に手に持っていた扇子の先端を向けてくるという行為だった。
虎の敷物とかを使っているだけに、雰囲気は抜群なんだが……正直、これをどこで入手したのかが聞きたい。
そして、よくこんなのをブリッジに配置するようにしたということに呆れもしたい。
「違うよ。やりすぎはよくないけど、多少は手を出してやんな。……あたし達は、お行儀の良い坊ちゃん、嬢ちゃんじゃない。荒くれ上等の海兵隊なんだからね。それに、あたし達がジオン軍に所属しているのも、そう長い間じゃない。なら、遠慮する事はないさね」
「……いいのか?」
てっきり、決して手を出すなと言われるのかと思っていたのだが。
まさか、やりすぎには注意しろと言われつつも、手を出す事を推奨されるとは思わなかった。
シーマが言った通り、近い内にジオン軍から抜けるからというのもあるのだろうが……いや、寧ろブリッジにいる他の面々の様子を見る限り、シーマ
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