1.Jの序章/始まりの終わり
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んのか」
『なめる?これは予言だよ。特にあんたのそのメモリ、素早い動きするんだってなぁ。わかってると思うが俺のこのゾーンメモリも素早いぜ』
だが行動に移すのは遅いっと。仕掛けも上々。
『一つ比べっこしてみるかい?赤の他人の頭ぶちまける覚悟があんならな』
「そうかよ。だが、」
パシャッ!というシャッター音が聞こえる。そう、丞一があらかじめ放っておいたメモリガジェットの『バットショット』のフラッシュだ。
『ぐあああ!く、デジカメのシャッターで、目がぁぁぁぁぁぁ!』
「――――――――――ぶちまけんのはてめーのメモリの方だ!」
『Jorker!Maxim Drive!』
「ライダーキック!オオッラァ!」
自分の身長の半分にも満たない四角錐のそれは大きく吹っ飛び空中でメモリと使用者が分離した。ああ、痛そう。
「あんた、大丈夫か?」
「あなたのおかげで何ともないわ。ありがとう」
「まったくだ。あんた一人でもなんとかなったんじゃあないか?」
「…………私は八雲紫。あなたは?」
「俺は慶条丞一。またの名を――――――――――ジョーカー」
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