第52話
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その後―――35Fにて三帝国のVIP達と地元の有力者や大企業との会食が開始された。
〜オルキスタワー・34F〜
一方第U分校は晩餐会の様子をモニターで見守りながら、晩餐会で出された食事を楽しんでいた。
「わっ、何コレ美味しい〜!」
「ううむ、晩餐会と同じメニューを学生―――しかもクロスベルとは関係が微妙なエレボニアの士官学生にも振る舞ってもらえるとは。」
「ハハ、なかなか太っ腹だねぇ。」
「はあ〜、これで新姫様とお近づきになれたら最高だったんだけどなぁ。」
「はー、可愛かったなぁ。御付きの蒼髪の子も好みやけど♪」
「ハハ、どいつもこいつも緩みまくってやがるな。」
「ま、晩餐会に出される食事なんざ、滅多に食う機会がないからな。」
「まったく、だから豪勢な食事など学生には必要ないと……」
はしゃいでいる生徒達の様子を見たランディが苦笑し、ランドロスが口元に笑みを浮かべている中ミハイル少佐は呆れた表情をし
「あはは、ヴァイスハイト陛下のせっかくのご厚意ですから。それにランディさんとランドロス教官もこうして正式に招待されてよかったです。」
「おう、わざわざ気遣ってくれてありがとな。」
「ハハ……ま、タワー限定だけどな。」
ミハイル少佐の文句に苦笑したトワはランドロスとランディに視線を向け、視線を向けられた二人はそれぞれ答えた。
「フフ、それにしてもまさかランディさん達がアリオスさんの罪を軽くする為にそのような事をしていたなんて、先程のお兄様からの通信で初めて知りましたわ。」
「ハハ、まずはクロスベルの市民達を納得させる必要があるから、お嬢が”一等書記官”に昇進して他国でも署名活動をするようになるまではクロスベルでしか署名活動をしていなかったから姫達が知らなくても無理はないぜ。それよりも姫とリィンもそうだが、エリゼちゃんとアルフィンちゃんも署名をしてくれてありがとうな。リィンと姫はともかく、エリゼちゃんは”西ゼムリア通商会議”で面識がある程度で、アルフィンちゃんに関しては会った事もないのに、名前を貸してくれて本当に助かったぜ。」
「いえ……色々ありましたが、アリオスさんには”西ゼムリア通商会議”の時に襲撃してきたテロリスト達の撃退を率先して行ってくれた事で、リフィア達の身を守ってくれましたから、その恩を返したまでです。」
「ふふっ、わたくしもアリオス・マクレインさんにはミュラーさんと一緒にお兄様を守って頂けたのですから、お兄様の妹としてせめてもの恩返しをしただけですから、どうか気になさらないでください。」
セレーネに視線を向けられたランディは苦笑した後エリゼとアルフィンに感謝の言葉を述べ、ランディに感謝の言葉を述べられた
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