第52話
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
込んでいるとリーゼロッテ皇女達の背後にある階段の付近に待機している女性SPがリーゼロッテ皇女達に声をかけ
「いけない……!」
「すみません!すぐに戻りますね。」
声を聞いたリーゼロッテ皇女とリーゼアリアはそれぞれ我に返って返事をした。
「この後、帝都内にある迎賓館に移動することになっていまして。」
「ええ、聞いています。明日からもお忙しいでしょうしゆっくりお休みになってください――――リーゼアリアもな?」
「はい、お兄様とミル――――ミュゼも。サザ―ラントの件もありますし、くれぐれもお気をつけください。」
「ああ、了解だ。」
「ふふっ………ありがとうございます。」
「ああっ!?」
「ちょっと、ミルディー――――」
リィンと共に二人に別れの言葉を告げたミュゼはリィンと腕を組み、それを見た二人はそれぞれ血相を変えてミュゼを睨んで声を上げたその時
「クスクス………先輩、新姫様もお休みなさい。しばらく教官はお借りしますね?返してあげないかもしれませんけど♪」
「すまない―――また明日にでも連絡する!……だからタチの悪い冗談はやめて欲しいんだが……」
「ふふっ、冗談じゃなかったらどうします……?
ミュゼは意味ありげな笑みを浮かべた後小悪魔な笑みを浮かべてリィンと腕を組んだ状態でその場から去り
「はあ………いいなぁ。セドリックの気持ちは今ならわかるかも。でも、どこまで本気なのかしら?」
「さあ、なかなか本音を見せてくれない子だから……ただ――――彼女の立場を考えたら何か思惑がありそうね。」
「ふう……確かに。……いい子なんだけどあまりに頭が良すぎるというか。何かとんでもないことを考えてないといいのだけど――――」
二人の様子をリーゼロッテ皇女とリーゼアリアは羨ましそうに見つめながらミュゼの意図について考えていた―――――
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ