第19話。変人の文化祭。
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の発表が終わり、シロちゃんと校内で展示されている作品を見て回ることに。
まぁ、見てもシロちゃんと凛ちゃんと一成のぐらいなのだが。
シロちゃんの美術のセンスは、まぁ無くはないんじゃん?って具合。しかしそんなの関係ねぇ。
とりあえずシロちゃんブランドはカメラで激写しまくる。
シロちゃんに恥ずかしいから頼むからいい加減にしてやめてくれ。と切実な顔で言われたので30枚ほどで我慢した。
途中で先生たちやPTAの人達とお話してた一成と凛ちゃんに会った。
「おー。御二人さんお疲れ。」
「ホント、オジサマは同じ話を何度もするから疲れるわ。」
疲弊した様子で答える凛ちゃん。どうやらほんとに疲れたらしい。
「そう言えば一成とシロちゃんは始めてか?」
「むっ。そういえばそうだな。」
「えっと、知ってると思うけど、衛宮士郎だ。宜しく。」
「ああ。知ってると思うが、柳洞一成だ。宜しく。」
まぁ、二人とも校内きっての有名人だしね〜。
「凛ちゃんたちが何作ったか楽しみや〜。」
「え?ニイさん知らないの?」
「おう。凛ちゃん達も俺がなに作ったか知らないで?おもろくするために各自で顧問のセンセー提出することにしたんや。」
凛ちゃんが余りに隠すからみんなが当日まで分からないようにした。その方が凛ちゃんも隠すのに罪悪感を感じないですむしな。
そう言って展示されている教室に入って行った。
「これ、晋吾が作ったのか?」
「おう。そうや。」
「・・・・ラクダよね?」
「おうラクダや。」
「・・・・なんでシンバル持ってるの?」
シンバルを叩くゴリラみたいに座り、シンバルを持つラクダがそこに居た。
「背中の一番上のコブを押すとな。」
シャンシャンシャンシャン
「鳴るんよ。」
満足げな晋吾
「んでな、2つ目のコブを押すとな。」
シャンシャシャシャンシャンシャンシャシャシャンシャン
「リズムが変わるんや。」
「・・・・無駄に凝ってるな。普通におもちゃ売り場にありそうだ。」
「・・・・流石ニイさんと言うべきなのか?」
褒めるべきか呆れるべきか判断に悩む三人。
「一成のはどれなん。」
「これだ。」
一成は木で出来た小さな机やイス、棚などを作ったようだ。
「へ〜凄いわね。こんな小さいのにスゴイ細かく作られてるわ。」
「これ、木目とか自分で掘ってある。スゴイな。」
絶賛の嵐である。普段いがみ合っている凛ちゃんですら賞賛している。
おかしいな。俺の時とは大違いだ。
ちなみに俺の感想としては、シルバ○アファミリーみたいだな〜。
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