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近いとされた『五行式』が現在の呪法の基礎理論となっている。
属性は全員が全ての属性を使えるわけではなく、大抵の呪法師は1・2種しか使えない。これは、欠落者は一芸に秀でた者が多いためであり、3種使える者は稀である。また、3種使える者の多くは器用貧乏タイプであり、一つの属性を極めたり得意とされる属性を持たない事が殆どである。使える属性の数によって『〇行使い』と評することもある。4行使いは歴史上殆ど確認されておらず、5行に至っては公式に使い手がいないかったため幻とされていた。
『樹』……気配察知に優れる。また、植物や植物由来の繊維等を操り、拘束術として使ったりする。
『熱』……呪獣との戦いで多用される最も戦闘向きの属性。火を操り、光源確保、直接攻撃に用いられる。
『地』……どこにでも存在する触媒である地面を利用し、土の形状を変化させる。足場操作、退路の確保が基本的な使い方。
『錬』……既存の物質の性質変更という少し変則的な属性。他の属性との掛け合わせで力を発揮する。
『流』……水の流れを操るほか、流れの制御ということで治癒関係の呪法に応用される。全属性の中で最も術の難易度が高く、またこの属性を得意とする呪法師は少ない。
触媒……呪法に属性を付与する為には属性に沿った触媒が地肌に触れている必要がある。これを触媒原則といい、触媒なしに呪法を振るうのは基本的には不可能。なお、複数の属性が完全に混ざった触媒である場合、複数の属性を同時に使えば強力な触媒となる半面、単体の属性にだけ使おうとすると触媒としての純度が低下して効果が落ちる。
結界……大陸そのものに宿る呪いの力を地中から吸い出して、呪獣だけを減退させる力場を発生させる技術。極めて大規模で巨大な施設が必要となるため、たとえごく小規模でも呪法師個人が使用することは出来ない。この結界を発展させて作ったのが人間の生活圏を守護する『五行結界』である。
『五行結界』……人間の生活圏である全ての都を守護する人類の絶対防衛ラインを敷く結界。これほどの規模になると複数の起点や中継点となる増幅施設を繋げなければ十全に結界は機能しないが、その効果のほどは1000年経過した今でも絶大。何度か効率化の為に細かな改変が行われている。
呪法具……呪法師から呪素を注がれることで機能する特殊な道具。呪素を決まった機能で発揮するための呪文や図形が彫られている。開発されたのは比較的近年。
『光源杖』……一時的に強い閃光を発生させる杖。初期の呪法具で、一度使うと再使用まで時間がかかる。実戦では事実上の使い捨て武器だが、単純な構造なため量産しやすく使いやすい。
『ペトロ・カンテラ』……最新型の浮遊するカンテラ。一度の呪素注入で数時間は持ち、上空から照らすため影の死角が出来にくい。非常に高価だが、現代呪法
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