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で照らす構造になっており、現在の建築物の全ての基礎はこの都で完成した。現在も大陸で最も人口の多い都として、また政治の中心として栄え、五行結界(後述)の中枢でもある。
『潮の都』……大陸内外でも有数の商業が盛んな大陸南部の都。大きな川と内湾を持つため塩と魚がとにかく豊富で、朱月の都を凌ぐ商売の一大拠点となっている。ただし、その財の大部分は都を牛耳る巨大組織『アコデセワ商会』によって握られている。その影響力は今や主要な政治組織に並ぶほどで、呪法師を高額な給与で雇っているため戦力も豊富。
『鉄の都』……大陸西部の山脈のなかでも数多の鉱脈を有し、大陸の金属加工・金属出荷の半分以上を一挙に担う鉱山の都。この都の設立によって鉄を用いる文明は飛躍的に発展した。呪法協会に提供される武器や魔法具のほぼすべてがここで生産されている。なお、硬貨の生産もここで行われている。
『畑の都』……面積だけはどの都より大きい、大陸南西の肥沃な平野が広がる都。都とは言うが実情はその名の通り大規模農業組織のようなものであり、この都一つで他の全ての都の食料を補えると称されている食産業の一大拠点。別名『大陸の食糧庫』。
『熱の都』……大陸の東北東部位置する、火山を近くに有する都。近くにある火山の恩恵で年中暖かい温泉に事欠かず、景観もいいため観光地・避寒地・保養地として大陸の民に愛されている。食通の地とも言われ多くのシェフを輩出しているほか、昔から優秀な『流』の呪法師を生み出すなど医療も発展している。
『森の都』……大陸北部に存在する大森林地帯を有する都。大陸で最大消費量を誇る燃料、つまり薪の一大生産地として、また建築物に使われる上質な木材を出荷する場所として木工業の一大拠点となっている。紙幣の印刷を行っているのはこの都である。地殻変動で大陸外から人が訪れるようになってからは港ができ、どこか異国情緒的な空気が広まりつつある。
・異形
呪獣……2000年近く前、突如として呪われた大陸に現れた異形の怪物。形状は生物的。嫌悪感を催す外見をしている場合が圧倒的に多い。人間を優先して殺し、動植物に自ら手を出すことはあまりない。光に弱く、光の中では大幅に弱体化するために光を避ける。朱月が空に昇ると自然と姿を消すが、また白月が昇ればどこからともなくやってくる。光を放つ炎にも弱いが、それで倒すことはできず、呪獣が内包する「呪いの力」と同性質のものをぶつけて初めて崩壊する。
上位種……呪獣の上位種。その戦い方は個体差が大きく、道具を使ったり地形を利用した戦法を取る者もいれば単純に体が頑丈で結界や術に耐えてくる者もいる。1000年前から突如発生し、近年はその発生数が増加している。
上位種と突発的な戦闘に入った場合、死者ないし重症者を出す確率は5割とされて
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