暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第四幕その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「ご期待下さい」
「悪いですね、トカイにボーナスにと」
「当然のことです」
「問題解決の為にヒントを出したことが」
「はい、そうです」
 まさにというのです。
「これ位は」
「そうなのですか」
「仕事には報酬があります」
 当然としてというのです。
「そうしたものですね」
「僕は当然のことをしたまでで」
「その当然のことにです」
「報酬があることがですか」
「世の中のルールです、では」
「トカイにボーナスを」
「お受け取り下さい」
 こう言ってです、先生はまずは園長先生とかトカイを受け取りました。そうしてそのうえでなのでした。
 一旦ご自身の研究室に戻りますがトカイはお家に帰ってから飲むことにして論文を書こうとした時にです、皆に言われました。
「よかったね、先生」
「問題が解決しそうで」
「しかもお礼のワイン貰えて」
「ボーナスも貰えそうだし」
「いいこと尽くしじゃない」
「最高のハッピーエンドだね」
「うん、本当にこれで解決出来たらね」
 それならとです、先生も皆に応えます。
「最高だね」
「そうだよね」
「これで終わったら」
「害虫達が駆除されるなら」
「これは多分成功するよ、ただね」
 ここでこうも言った先生でした。
「世の中問題はあらゆる形で次から次に起こるね」
「まあね」
「それも世の中の摂理だね」
「あらゆる問題があらゆる場所であらゆる形で常に起こる」
「世の中は問題も一杯」
「それも事実だね」
 動物の皆も納得することでした、そして先生はまた言いました。
「害虫だけが問題じゃないからね」
「また別の問題が起こるのね、植物園にも」
 ポリネシアが言ってきました。
「今回の問題が解決しても」
「それでまた知恵や力を使わないといけないんだね」
 ジップも言いました。
「その時に」
「そしてその問題を解決しないといけない」
 ホワイティも言いました。
「そういうものだね」
「ううん、まあ問題はね」
 どうしてもと言うトートーでした。
「その都度それぞれの対処方法で解決していかないとね」
「一つの問題を放置すると大きくなるし」
 老馬は賢明にもこのことがよくわかっています。
「手がつけられなくなるからね」
「解決出来るうちに解決する」
 ダブダブは少しぴしっとした口調で言いました。
「そうしないと手遅れになるわね」
「そしてまた別の問題が起こってね」
「余計に大変になるから」
 チープサイドの家族も言います。
「その都度すぐに解決しないと」
「駄目だね」
「そして今回の植物園の問題は解決出来たけれど」
「また別の問題が起こるのは絶対だね」
 オシツオサレツの二つの頭もこのことがわかっています。
「そしてその時もね」
「問
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ