機動戦士ガンダム
2104話
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っそザクに外部からエネルギーを充填するW世界のリーオー辺りのビーム兵器を貸した方がいいのかもしれないな。
ビーム兵器はミロンガ改との模擬戦で見ているので、シーマの不機嫌さは若干収まる。
それでも、結局は若干程度なのだが。
「あー……新国家の件が進んだら、MIP社に接触する事になっている。MIP社ならUC世界の企業だし、そこに新兵器を開発して貰うというのもありだと思わないか? 技術の類は制限するけど、資源の類であれば問題なく渡す事も出来るから」
「……まぁ、取りあえず今はその話で納得しておくとしようかね」
そう言い、今度は模擬戦やミロンガ改の話になるのだが……その話が一段落したところで、ラルがシーマに何らかの目配せをする。
それを見たシーマは小さく頷き、ラルが俺の方に視線を向けて口を開く。
「アクセル、実はシーマ艦隊は明日にでも地球に向けて移動を開始する。それで、出来ればお主にもそれに同行して貰いたい。頼めんか?」
「……は?」
正直なところ、何を言っている? という視線をラルに返した俺は悪くないだろう。
だが、ラルの俺を見る視線の中に冗談やからかいといった色はなく、いたって真面目にそう言っているのは明らかだ。
「一体、何がどうなってそんな事になるんだよ? 出来れば、その辺りの事情を詳しく教えて欲しいんだけど?」
ラルに声を掛けながらシーマの方に視線を向けると、こちらも驚いている様子はない。
コッセルの方は目を大きく見開いているのを見ると、こっちは事情を知らなかったのだろうが。
「勿論、事情は説明させて貰おう。……簡単に言えば、現在ジオンは地球降下作戦として、北米を占領しようとしている」
「……おい、まさかそれを俺に防げなんて、馬鹿な事は言わないよな?」
「さすがにそんな事は言わんよ。お主にやって貰いたい事は、幾つかある。北米に降下しようとするジオン軍を防ごうと、当然連邦軍もルナツーから艦隊を派遣してくる筈だ」
ルナツー……というのは、地球のすぐ側にある連邦軍の宇宙要塞の1つだったな。
資源採掘用の小惑星を要塞にしたっていう。
宇宙では連敗続きの連邦軍にとって、最大の拠点と言ってもいい。
ジオン軍にとっては目の上のたんこぶと呼ぶべき場所だが、ラルの話によれば、だからこそ連邦軍はかなりの戦力がガチガチに防御を固めているのだとか。
「ルナツーって、今は防衛を最優先にするとか言ってなかったか?」
「そうだ。だがオデッサに続いて地球降下作戦を続けるとなれば、ルナツーもそうは言ってられんだろよ。ちなみに、今回シーマ艦隊……どころか、ドズル・ザビの宇宙攻撃軍からも援軍が派遣される。地球攻撃軍は突撃機動軍の傘下にあると考えると、かなり珍しい出来事だな」
「まぁ、お兄ちゃ
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