暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2103話
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のだが……まぁ、模擬戦用のプログラムがその辺りを認識出来るかどうかは微妙なところなので、ここで下手に攻撃に当たって命中判定は食らいたくない。
 バズーカの砲弾はビームマシンガンで撃破しつつ、前方の小隊との間合いを詰める。
 それを見た小隊の3機は、それぞれヒートホークを構えたまま、向こうから距離を詰めてくる。
 へぇ、機先を制するつもりか。
 その考えそのものは悪くはないが……少し、考えが甘い!
 機動性、運動性、共にミロンガ改の方がザクよりも圧倒的に上だ。
 そうである以上、ここは機先を制するよりも時間を稼ぎ、シーマ達が追いついてくるのを待って俺を包囲するという選択の方が正しかった筈だ。
 性格として攻撃を選択したかったのか、それとも単純にMSを相手にした戦いのノウハウがなかったのか。
 その理由はともあれ、こっちに向かってきた3機のザクが放ったヒートホークの一撃は、エナジーウィングを使って一瞬にして間合いを外された事によってあっさりと無に帰す。
 そのまま3機の間を通り抜けざまに、右手でビームサーベルを、左手でビームマシンガンを使い、3機を一瞬にして撃破。
 後ろに置き去ったシーマ達の様子を一瞬だけ確認するが、ザクとミロンガ改では速度そのものに差がありすぎる。
 俺がヒートホークを持った3機との戦いに時間を掛けていればまた違ったのか、3機はあっという間に撃破扱いとされてしまっている。
 となると、まずは奥の方にいるバズーカやマシンガンでこっちを牽制しようとしている方を先に片付けた方がいいな。
 一瞬でそう判断すると、一気に前に出る。
 すると、向こうでもこちらが近づいてくるというのは察知していたのか、より濃密に集弾してくるが……その程度の攻撃は、回避するのも難しい話ではない。
 弾や砲弾の間をエナジーウィングを使って縫うように移動しながら、当然こちらも回避一辺倒という訳ではない。
 向こうとの距離を縮めながら、ビームマシンガンを撃って……1機、2機、3機と連続して撃破する。
 元々、俺が接近戦と射撃戦のどちらが得意なのかを言われれば、能力値から考えて当然のように射撃戦だ。
 命中や技量の値も軒並み300オーバーということもあり、ビームマシンガンでもザクを――例え腕利きのパイロットが乗っていても――撃破するのは難しい話ではない。
 そうして、あっという間に残り2機。
 エナジーウィングを使い、その場で強引にひっくり返る。
 足を上に向けたその強引な機動は、それこそ普通のパイロットであればGによって一瞬にして意識を失っていてもおかしくないものだがったが……混沌精霊の俺にとっては、Gなどというものは何の支障にもならない。
 そうしてひっくり返りながらもビームマシンガンを撃つという曲劇染みた真似をして……ちっ、出来れば
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