機動戦士ガンダム
2103話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にしながらも、こっちとの間合いを詰めてくる。
残る2小隊は、ザクバズーカやザクマシンガンといった武器を使って、突っ込んでいくシーマ達を援護していた。
そんなマシンガンとバズーカの攻撃を、俺は後ろへ下がって回避……するのではなく、寧ろ自分から前に出る。
近接戦闘を望むらしいのでこちらから出向いただけなのだが、シーマはそんなこちらの態度が意外だったのか一瞬驚き……だが、すぐにヒートホークを構える。
小隊の面々も、ヒートホークを構える者、ザクマシンガンを構える者と様々だったが、十分こちらとやる気は見せていた。
そんな2小隊とは裏腹に、俺とシーマ達との間合いが詰まった為に、援護攻撃を担当していた2小隊は迂闊に攻撃出来なくなる。
……間合いが近くなった状況で援護攻撃をするとなると、それこそ相当の技量が必要になるしな。
おまけにミロンガ改は、テスラ・ドライブとエナジーウィングのおかげでザクとは全く違う戦闘機動を取る事が出来る。
そんな状況で下手に援護射撃をしようものなら、仲間に当たってしまうだろう。
しかも、それが様付けしているシーマに当たったりしたら、洒落にならない事になるのは……
「間違いないだろう、な!」
その言葉と共に、こちらの頭部を狩ろうとしてヒートホークの横薙ぎの一撃を回避しつつ、ビームサーベルを振るう。
ビームの威力は最低出力で、この状況では人間が触れても火傷はするかもしれないが、一撃で死ぬといった事はない。
だが、コックピット部分に命中すれば、模擬戦用のシステムが撃墜判定を下すのは当然だった。
そうして1機撃墜しながら、左手でビームマシンガンを牽制として周囲に適当に撃ちまくる。
周囲が敵だけだからこそ、味方への誤射とかを気にせずに済むのだが……
お、2機がビームマシンガンによって撃墜判定を食らった。当たればラッキー程度の攻撃だったのだが、運が良かったな。
ともあれ、これで撃墜は3機。
残るはシーマを入れて9機、か。
撃墜判定を下され、戦場から離れていく3機のザクを見ながら、そんな風に考える。
……多分、あの3機は模擬戦終了後にシーマに色々と怒られるんだろう。
そんな風に思いつつも、その場を一旦離脱して援護攻撃を行っていた2つのザク小隊に向かう。
近づいてくるミロンガ改に向け、1つの小隊が前に出て右手でヒートホークを手にし、左手でザクマシンガンで弾幕を張ってくる。
後ろに下がった小隊はバズーカを構えるが……いや、ザクマンシンガンはともかく、バズーカは悪手だろ。
テスラ・ドライブとエナジーウィングを使った戦闘機動により、マシンガンの弾丸を回避していく。
……実際にはミロンガ改には、Eフィールドを始めとしたバリアの類があるので、多少の攻撃ではびくともしない
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ