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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2103話
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型機動兵器同士の戦いを繰り広げてきたからな。持っている経験値が違いすぎるんだよ」
『なるほどね。……まぁ、アクセルが自分で言う通り腕利きだというのは理解した。ただ、あたし達だって今までずっと最前線で戦い続けてきたんだ。当然実力には自信がある。それに、アクセルの機体はかなり軽やかに動くけど、その動きだって初めて見るのならともかく、一度でも見れば話は違ってくる』
「それは否定しない」

 ミロンガ改の戦闘機動は、それこそ初めて見た場合は今のように呆気なく勝負を付ける事が出来るが、一度でも見てしまえば、大体どんな機動を取るのかの想像は出来るようになる。
 勿論、その辺りは絶対にその予想通りに動くという訳ではないのだが、それでも何も知らない状況よりはマシだろう。

『って事で……次はどうする? 何機を相手に戦う? 1機や2機では相手にならないみたいだし、5機辺りで……』
「全機だ」
『……何だって?』
「シーマの機体も合わせて、全12機、一斉に掛かってこい」

 そう告げた瞬間、オープンチャンネルの中は静かになる。
 俺の言葉を理解出来なかった……いや、したくなかったという事か。
 まさか、今の動きを見て恐れているなんて事は、シーマの性格上ありえないだろうし。

『本気で言ってるのかい?』
「ああ、本気だ。ただ、言わせて貰えば……さっきも言った通り、俺は今まで数え切れない程の戦いを潜り抜けてきた。その中には、俺だけで数万、数十万、数百万といった敵と戦った事もある。そして、俺はその全ての戦いに勝ってきた」

 ……まあ、数の点で一番多かったのはBETAだが、BETAは数に比例して個の能力は低かったからな。
 それこそ、ザクであっても……もしくは旧ザクと呼ばれているザクTであっても、恐らくかなり優勢に戦いを進める事が出来るのは間違いないだろう。

『そうかい。じゃあ……それだけ自信に満ちたアクセルの力、とくと味あわせて貰うとしようかね!』

 そうシーマが言うと、12機――先程俺が模擬戦で倒した相手も含めて――のザクが、即時戦闘態勢を取る。
 どうやら3機で1小隊、つまり4小隊という扱いらしい。
 シーマが指示をしなくても即座にこうして戦闘態勢を取れるのは、練度が高く連携も上手い証拠だろう。

『じゃあ、始めるよ。通信は模擬戦が終了するまで封鎖とする。アクセル、問題ないね? あんたから言い出した事だ。ここで怯えて退くなんて真似はしないね?』
「ああ、勿論。こっちも練度の高いMS部隊との模擬戦は楽しみにしていたところだ。堪能させて貰おうか」
『じゃあ……始めるよ!』

 その言葉と同時にシーマとの通信が切れ、海兵隊との模擬戦が始まる。
 シーマ率いる小隊ともう1小隊が、微妙に動いてこちらに狙いを定めないよう
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