第17話 砂漠の悪魔
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く可愛いし、すげー羨ましく思えてきたかもだ……」
ぽわぽわぽわ〜〜 と長田君の脳内? では きゃんきゃん達に囲まれている所w想像していた。遊んで遊んで〜 と手招きしているきゃんきゃんの群……。
「でも、普通のきゃんきゃんって、際限なく遊んで遊んで〜 しか言わないし、中々飽きてくれないし、手懐けるのって戦うよりも100倍しんどいって言うしなぁ……、ヒトミって子はやっぱ普通のきゃんきゃんとは違うんだろうなぁ」
「そうだすね。……もう、オラにも彼女が女の子モンスターだなんて到底思えないだすよ。元々認識阻害の術を施していた、と言うのもあるだすが。このシャングリラを発展させる時。モンスターや人間、亜人と様々な種族と共存を謳う時に、その正体を明かした、となっているだす。―――最初こそは 狙うものもいたらしいだすが、カラーの精鋭達が撃退して、……何よりヒトミ様もユーリ様の妹君。戦う術は心得ていた様で、見事に鎮圧なされて、現在ではリセット様の側近と言う立ち位置だった筈だす」
ロッキーはそこまで言うと、表情を険しくさせた。
「……エール様にとっては、いわば親族。叔母様だすが会って貰えるかどうか……。お2人とも立場あるお方だすから」
「それなら大丈夫だって。エールの母ちゃんから預かった紹介状があるからね」
「うん」
長田君がエールの荷物から招待状を取り出す。勿論、勝手に。少々不躾な所はあるがとりあえず無礼講だ。
「へへ、中々そーかん、ってヤツだな。沢山あるし」
紹介状の束を取り出して広げた。ぱっと見ただけでもその凄さが分かる。
カラー女王パステル様宛。
リーザス女王リア様宛。
ヘルマン大統領シーラ様宛。
ゼス王マジック様宛。
自由都市コパンドン様宛。
JAPAN摂政香姫宛。
空飛ぶ城 無敵ランス城 現当主 ハンティ・カラー様宛。
…………etc
「これマジ ごいすーじゃね? むしろ、いっそ引かね? これ渡せば各国に協力してもらえるとか、マジぱねぇ影響力っしょ」
「そうだすな。本当にこの世界の大国ばかりだす」
「それにエールの母ちゃんが言うには、紹介状さえ渡せば、魔王の子や神の子を紹介してくれて、更にオーブの手掛かりも教えてくれるらしいし、うーん、便利っつーか、やべぇっつーか」
「まさに至れり尽くせり、だすなぁ」
「ってな訳でだ! いっちょシャングリラへゴー! 気合Maxだー! ほらエールも! おーーっ!」
「うん。 おーっ」
皆に促されて手を突き上げるエール。
この時、エールの頭には ゾロから言われた言葉が自然と流れていた。
『前を向き、そして 未来を語れ。……それがお前達の力となる』
そして、撫でてくれた頭の感触も思い返
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