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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第39話 因縁の再開!フリードと現れし元凶、コカビエル!
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輩が赤龍帝とは知りません、近いうちにバレるだろうが説明が面倒なので今は誤魔化しておいておくとのことです。


「いや、それは止めておいた方がいい。僕たちじゃイッセー君の邪魔になりかねないからね」
「はい、私たちは周辺への注意と万が一フリードが逃げないように包囲網を張っておくべきです」
「しかし……」


 お二人は未だ納得しきれないようです、それだけフリード・セルゼンという男とエクスカリバーの組み合わせが驚異的だというのがお二人には良く分かるんでしょう。でも私と祐斗先輩は何も心配なんてしていません。


「いいから見ていてください、私のイッセー先輩はどんな奴にだって負けない最高のヒーローなんですから」


 私はゼノヴィアさんとイリナさんにそう言ってイッセー先輩とフリード・セルゼンの戦いに視線を送りました。


「ぎゃはは!いっくよ―――――ッ!!」


 フリードの姿が消えてイッセー先輩の背後に現れました、そしてエクスカリバーを振り上げてイッセー先輩を斬ろうと勢いよく振り下ろしました。


「危ない!!」
「イッセー君!!」


 ゼノヴィアさんとイリナさんが悲鳴を上げますがフリードが斬ったのはイッセー先輩の残像でした。フリードが驚いた表情を浮かべ何かに気が付いたかのように横を向こうとした時には既にイッセー先輩の拳が顔にめり込んでいました。


「吹き飛べ」
「がはぁぁあっ!?」


 フリードの顔に拳を叩き込んだイッセー先輩は近くにあった木々に向かってフリードを殴り飛ばしました。フリードは抵抗する間もなく吹き飛ばされて背中から木に叩きつけられて鼻から血を吐き出しました。そしてズルズルと木に背中を押し当てながら座り込みグッタリとした表情を浮かべました。


「……3秒で終わったね」
「意外と持ったほうですね」
「な、ななな……」
「えっ……?」


 この結果を当然のように受け入れた私と祐斗先輩は寧ろ3秒もかかってしまった事に驚いていました。それに対してゼノヴィアさんとイリナさんは今目の前で起こった現実を頭が処理しきれないのか口をパクパクしながらイッセー先輩とフリードの戦いを見ていました。


「どうしたんですか?そんな池の中からエサを求めるコイみたいに口をパクパクさせたりして?」
「お前たちこそ何故そんな普通の事のように受け入れているんだ!?あのフリード・セルゼンが一瞬にして敗れ去ったんだぞ!?」
「そうよ!しかもあいつはエクスカリバーを使っていたのよ!?それなのにあんな一瞬で勝負がついた事に何で驚かないのよ!普通はあり得ないことなのよ!?」
「そう言われても僕たちにとってはフリード・セルゼンやエクスカリバーなんかよりイッセー君の方がよっぽど凄いって知ってい
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