第3話
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「さあ、皆自己紹介が終わったわね。じゃぁ担任の私の自己紹介をします」
4匹目の巨大猫である巨大三毛猫が教壇から自分の自己紹介をすると宣言。
目を付けられたくないし、大人しく聞いていよう。
「私は小林 夕子。このクラスの担任で受け持ち教科は古典です。因みに先生も猫好きです。今はマンションで一人暮らしをしてるから飼えないけど、実家には1匹猫が居ます」
きっと三毛猫に違いない。
「夕子センセー。スリーサイズを教えてくださ〜い?」
健全な男子高校生なら誰もが気になる女性(特に担任)のスリーサイズ。
だがエロい奴と思われたくない為、普通なら大声で質問はしないのだが……普通じゃない男が俺の後ろの席に居た。
「君からはその質問が来ると思ってましたよ蔵原君。ですが教えません! 普通に考えたら言うわけないでしょ」
うん。普通で考えたら質問すらしないよね。
でも普通じゃ無いんだと思うよ、俺の後ろの奴は。
「じゃぁ良いで〜す。自分で計測しま〜す?」
そう言うと絵を描く人が両手の親指と人差し指をL字にしてくっつけ長方形の窓を作り出し覗き込む仕草と同じ事をして巨大三毛猫を舐める様に見る。そして……
「うん。上から85・55・88だ! 如何ですかな?」
「な、な、な、何で判るの!?」
え、大正解!?
巨大三毛猫は服の上から腕で身体を隠す様な仕草をすると、とんでもなく動揺してる。
平然としてれば正解か如何か判らなかったのに……
にしても凄ーなぁ、蔵原。
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