機動戦士ガンダム
2102話
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ると考えるべきか?
もしくは、海兵隊の面々が心酔するシーマが少しでも快適にすごせるようにと頑張った成果なのか。
そんな風にゲストルームで寛いでいた俺達だったが、目的の場所に到着したからという事で、格納庫に呼び出された。
そうして格納庫に行ってみれば、そこにはパイロットスーツを着たMSパイロットの面々。
そしてパイロットの中には、シーマの姿もあった。
そのシーマが、俺の方を見ながら獰猛な笑みを浮かべて口を開く。
「さて、アクセル。いよいよ勝負の時間だ。あんたの機体を見せておくれよ」
「分かった。ここまで来て、隠す必要もないしな」
そう頷き、開いている場所に向かう。
俺が異世界の存在だったり、魔法使いだったりといった事は、知ってる者も、知らない者もいるのか、こっちを見てくる視線には様々な種類がある。
中には明らかに侮りの視線もあり……そういう意味では、高いカリスマや指導力を持っているシーマであっても、そう簡単に俺の事を説明はできなかったのだろう。
いやまぁ、UC世界で魔法とか言われても、それこそ冗談か何かとしか思えないだろうし。
そういう連中とは逆に、エデンで炎獣、影槍、影のゲートといった魔法を見た者達は、俺が何をするのかといった視線を向けている。
他の者達とは違って、俺を見る目に興味深い期待の視線が浮かんでいた。
あまり焦らすのも何だし……と、次の瞬間には格納庫のど真ん中にミロンガ改が姿を現している。
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
突然どこからともなく姿を現したMS――正確には違うが――の姿に、格納庫にいた者達は揃って驚愕の声を出す。
ここまで驚かれると、こちらとしてもやった甲斐があったってものだ。
「さて、じゃあ早速やるか。……ところで、この機体はビームマシンガンやビームサーベルを武器としてるんだが、模擬戦のシステムでどうにかなるか?」
「はぁっ!? ビーム兵器だって!?」
俺の言葉に、ミロンガ改を見ていたシーマの口から、驚愕の声が上がった。
そこまで驚くような事か?
このUC世界でも、戦艦にはビーム砲……UC世界風に言えばメガ粒子砲か。それが使われているのだから。
もっともシャドウミラーが使っているビーム兵器とは違い、UC世界で使われているのは、ミノフスキー粒子を使ったビーム兵器なのだが。
「そうだ。その辺、どうにかならないのなら、一応武器をそっちから借りて……って感じになるけど」
普通なら見知らぬ機種の武器を持っても、FCSの方で操作が不可能だ。
だが、ミロンガ改はシャドウミラーの技術班が改修した機体であり、当然ながらその辺りに対してもある程度対処は可能となっている。
……まぁ、それはあくまでもある程度で
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