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空に星が輝く様に
252部分:第十八話 運動会その十
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・・」
 顔を俯けさせての言葉だった。その顔から銀色の汗が滴り落ちる。
「一番だったら優勝できたのに」
「それはそうだけれど」
「それでも仕方ないじゃない」
「そうよ」
「あいつに・・・・・・」
 同時に二人脳裏に浮かんでいた。
「負けたし。いいところを見せられなかったし」
「負けた?」
「いいところって?」
「誰に?」
 三人はその対象は一人だと思った。しかしそれは違っていた。そしてそれがわかるのはだ。他ならぬ星華本人だけであった。

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