暁 〜小説投稿サイト〜
デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
<フラクシナス>に再来訪
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なかったのかよ!」

バケツを被り周りが見えない暗闇状態のラタトスク構成員二名が悲鳴と怒声を上げる。と、そんな2人の耳に、

「あ、そこ危ないよ」

暁夜の忠告が聞こえた。ただし、時すでに遅し。 声に気づいた瞬間に、ラタトスク構成員二名の全身を感電死まではいかないが病院送りにされるほどの電流が流れた。

「ギィャャヤヤアアア!?」

「あばばばばばばばば!?」

ラタトスク構成員二名はそんな苦鳴を上げ、倒れ伏す。

「うっし。ご報告と行きましょーか!!」

暁夜は両手に持ったスタンガンを棚においてからインカムを取り、自身の耳につけて、通信を繋げる。

「やぁ、おはよう!!いい朝だね! 琴里ちゃん!!」

『・・・・』

「あれあれあれ〜? もしかして聞こえてなぁい? それともスルーかなぁ? まぁ、繋いであってもなくても、これだけはいいます。えー、琴里ちゃんは、士道君の下着を毎夜クンカクンカしてます!」

『−−んなこと、してないわよ!? このバカ!!』

「あ、間違えた。 士道君の下着で毎夜いかがわしいことしてま−−」

『あんた、ほんとにぶっ殺すわよ!?』

「無視するのが悪いんです」

暁夜は悪びれることも反省する気もない声音で答える。それに対し、琴里はとてつもないほどにお怒りモードだ。

『当たり前でしょう! ノコノコ敵さんに挨拶すると思ってんの!?』

「現に俺がしてるじゃん」

『アンタは単に馬鹿なだけでしょ!!』

インカム越しから何かを蹴る音が聞こえた。相当ご立腹のようだ。

「へいへい。俺、こう見えて学年順位毎回3位の秀才ですよ? そんな秀才が馬鹿ってことは、君のお兄さんは大馬鹿者って事になるけど、そこん所どうよ?」

『さっきから揚げ足とるのやめてくれないかしら!?』

「は〜い、司令官の仰せのままに〜!」

暁夜がそう返事を返すと、『絶対殴ってやる』という琴里の恐ろしい脅迫が聞こえたが華麗にスルーして、本題に入る。

「とまぁ、悪ふざけはこんぐらいにしてっと。 何しに来たん? 俺たちの部屋に」

『ふん、教えるわけないでしょ』

「琴里ちゃんが○○○してるって言うよ?」

『もう言ってるじゃない!! てか、そ、そんなことしてないわよ!! ば、バカ! 変態!!』

インカム越しの為、様子が見えないが、恐らく顔をトマトみたいに紅くして叫んでいるであろう琴里に、暁夜は満足気な笑顔を浮かべる。

(琴里をからかうのは楽しいなぁ)

と、謎の気持ちよさに浸っていると、

『申し訳ありません。司令の代わりに、この神無月が説明します』

「あー、うん。 帰れ」

琴里の声に変わり、神無月の声が聞こえた為、暁夜は最大限ま
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