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デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
空間震警報再び
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、普通であれば有り得ないと思うだろう。ただし、既に暁夜と折紙というクラスメイトが同棲しているため、士道と十香の同棲もありえると、クラスメイト達は考える。が、

(まぁ、奥手な五河が同棲なんて有り得ねぇわ)

という最終的にそう結論づけて、各々散らばっていった。

?

四限目の授業終了のチャイムが鳴り響き、昼休みの開始が示される。それと同時に、

「シドー!昼餉だ!」

「士道!一緒に昼しようぜ!」

士道の机に左と前から机がドッキングされた。左は十香、前は暁夜でその隣に折紙。

「・・・ぬ、なんだ、貴様。 暁夜は構わんが貴様は駄目だ。 鳶一折紙」

「それはこちらの台詞」

士道と暁夜の斜めから鋭い視線が放たれた。そのやりとりに士道は視線を泳がせるが、暁夜は気にした様子もなく、士道の弁当からオカズをかすめとる。

「ま、まぁ・・・落ち着けって。 てか、暁夜は俺のオカズを盗ってないで、折紙を止めてくれよ!」

「・・・んぐ。 面白いからほっとけばいいって。 どうせいつもみたいに折紙に言い負けて十香が泣いて終わるからさ」

士道にバレているにも関わらず、オカズを盗むのをやめず暁夜は、白米を口にかき込む。

「お、お前なぁ、この前の事忘れたのかよ。折紙に十香が泣かされて、二人で十香のご機嫌取りで一万円飛んだだろ!」

「・・・そうえばそんなこともあったな。けど、一万ぐらい俺は安いもんだから気にしねえけどな。 っと言うわけで、頑張りたまえ、少年!」

暁夜は、グッ、と親指を立てた後、士道が十香と折紙の口喧嘩を止める光景を面白そうに眺めながら、食事を再開する。

数分後、十香と折紙の口喧嘩を何とか終了させた士道が大きくため息をついて、箸を手に取った。そして、弁当箱のオカズを取ろうと箸を動かしたが、空を切る。

「ん? オカズがとれな−−」

士道は弁当箱に視線を移すと、そこにはあるべきはずのオカズが全てきれいさっぱり消えており、白米しかない光景だった。

「おい、暁夜。 おまえ・・・」

「ん? どったの、士道?」

お茶を飲む我が親友、暁夜が不思議そうな顔でこちらに視線を移す。

「俺のオカズ全部食っただろ!!」

「おん。美味かったぞ」

「お、おう。 それは良かっ・・・じゃねえよ! 確かに俺のオカズ食ってんの見たけど、全部食べるとか普通ありえるか!? お前、本当は馬鹿だろ!? 」

「そんな褒めてもなんも出ねえぞ? 士道」

大声をあげる士道に、HAHAHA、と笑う暁夜に士道は、

「はぁ。 もういいよ」

大きなため息をついて、残っている白米を口に入れた。その後、昼食を終え、雑談をしていると、

ウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ―
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