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デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
デート開始!
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う。

「分かってるのはそんだけか?」

『ええ、そうです。また手がかりを見つけ次第、連絡するのでもうしばらく待っていてください。 暁夜』

「あぁ、分かった。 また手がかりを見つけたら連絡してくれ。 ありがとな、エレン」

『お礼はいりませんよ。あなたの為ではないので。 それでは、また』

酷く冷たい態度でエレンは通話を切った。 暁夜は小さく溜息をつき、立ち上がる。左手で《アロンダイト》を掴み、AST隊員達に合流し、その場を後にした。

そして、『プリンセス』消失後の夜。高級マンションのような出で立ちの折紙と暁夜が借りている一室。駐屯地から家に帰る途中のスーパーで夕飯に必要な材料であるカレーライスの具材と市販のルーが詰め込まれたレジ袋を両手に引っ提げた暁夜は、既にキッチンの前にエプロン姿で立っている折紙の目の前にレジ袋を置いた。

「暁夜、お疲れ様」

「ホントだよ〜、折紙ちゃん」

あー疲れた。と呟き、料理も手伝わずにソファに寝転がる暁夜。 ただし、折紙が注意を告げたり、文句を言うことはない。というのも、この同棲生活を始めた頃に、料理当番は折紙と決まっているからだ。その代わりに、洗濯物や食器洗い、買い出しなどは暁夜が任されている。机に置かれたテレビのリモコンを手繰り寄せて電源を入れ、適当にチャンネルを変えていく。どれもこれもニュースやバラエティ番組、クイズ番組、子供向けアニメ等ばっかりで退屈だ。暫く適当に切り替え、仕方ない、と妥協してバラエティ番組をつける。

「ふあぁあ」

大きな欠伸をし、人気のなさそうなお笑い芸人が漫才している光景を眺めながら、夕飯が出来るのを待つと共に、明日のデートについての話を持ちかける。

「ところでさー、折紙は明日のデート、どこ行きたい?」

「ドリームランド」

水族館や映画館といった天宮市モールかと思ったら、全く知らない単語だった為、暁夜は一瞬、思考が停止した。

「・・・? そんなテーマパーク、この辺にあったか?」

「ある。ちなみに、男と女が一緒に行くと永遠に結ばれるとても楽しい所」

「・・・木の下で告白したらとか、観覧車でキスしたらみたいな恋のジンクス的な?」

「違う」

折紙はルウを溶かしながら首を振った。

「じゃあ、なんだよ?」

「男と女が身も心も混じりあ−−」

「それ以上はアウトっ!」

「男と女が交b−−」

「言葉変えたらいいってわけじゃねえぞっ!?」

再び爆弾発言を告げようとする折紙の声を掻き消すほどの大声で暁夜は叫んだ。そして、ソファに座り直して、

「却下だ却下。明日は、街をブラブラします! はい、決定!もう変更は許されません!」

腕を組んで暁夜は告げた。その様は頑固親父と
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