機動戦士ガンダム
2101話
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場所で拳銃を持ち出したりすれば、色々と危険だろう? 何しろここは、ダイクン派として干されているラルがいて、悪名高い海兵隊が揃っているんだから」
実際にはラルやシーマ達よりも、セイラというザビ家にとっては決して見逃す事が出来ないような存在が、ここにいるのだが。
しかも俺の隣にセイラが座っているのだから、下手に発砲されるような真似をされるのは不味い。
「……アクセル。それが分かってるのなら、お前も少しは考えろ」
ラルが呆れた表情で、そう言ってくる。
ただし、そこには本気で呆れている様子はなく、どこかからかい混じりの言葉があるように思えた。
そんなラルの態度が面白くなかったのか、シーマはコッセルから拳銃を取り出すときに床に投げ捨てた扇子を渡されながら口を開く。
「こういうのを見せられれば、アクセルが魔法なんぞという妙な力を持っているのは理解するさ。けどね。魔法を使えるからと言って、それで国が作れる訳でもないだろう? あたし達が使ってるのは、MSなんだから」
「ああ、それなら問題ない。俺は魔法も使えるが、基本的には人型機動兵器……この世界で言うところのMSの操縦を得意としている。それこそ、この世界とはPT……ああ、これが俺達の世界でのMSの呼び名だな。勿論他にも色々と機種はあるし、MSもあるが。ともあれ、PTの使用した歴史が違うからな」
まぁ、ニーズヘッグをPTと言ってもいいのかどうか分からないし、現在俺がこの世界に持って来ているミロンガ改はゲシュタルトシリーズの1機なのだが。
「……この世界?」
俺の言葉の中に聞き逃せない部分があったのか、シーマが尋ねる。
ん? ああ、そう言えば言ってなかったか。
「改めて自己紹介をしておくか。俺の名前はアクセル・アルマー。このUC世界という世界とは違う異世界からやってきた、シャドウミラーという国を率いている者だ」
そう告げた俺の言葉に、シーマと海兵隊達は唖然とした視線を向けるのだった。
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