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ガンダム00 SS
ep22 cooperate mission
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ャノン持ちに向ける前にやられる。だが、その前に敵のキャノンがビーム攻撃によって蒸発した。同時に両腕も暴発に巻き込まれる。

ビームの根源を見ると、ティエリアのセラヴィーがGNバズーカUを構えていた。

ティエリアの張り詰めた声が聞こえる。

『スモッグを使用後、トランザムで脱出する!』

「オーライ!」

ケルディムサーガのミサイルコンテナが開き、スモッグ用の小型弾が発射される。周囲が一瞬で曇り、センサー類が役目を成さなくなった。

ケルディムサーガとセラヴィーが高濃度GN粒子全面開放システムーートランザムを発動する。その途端、機体が赤く染まった。

ロックオンはティエリアに続き、曇った前線を離脱した。

赤い光点と化したガンダムはスモッグの中でも目立っていたが、スペックが通常よりも格段に上がったため、残された敵は追跡できなかった。



戦域を抜けた2機のガンダムは、トランザムが終了し通常の能力に戻っている。

ロックオンがティエリアに音声通信で話しかける。

「まさか正規軍にあんな曲者がいたとはな。それとも戦闘続きで疲れたか?」

『そういうきみは、相変わらず大雑把な射撃が花になるな』

「それ褒めてる?」

『さあ、どうだろう』

「ククッ……。あんたも意外と面白いよな。刹那には負けるが」

ロックオンの台詞に、ティエリアは機体の向こうで苦笑混じりに呟いた。

『あれには敵わないさ』

2機のガンダムは、トレミーの収容コースに入る。この後、ケルディムの装備をパージし、各機のメンテナンスをしなければならない。

補給基地を潰したのは気休めに過ぎない。今回のミッションは戦いの一部分であり、大きな一歩にはなりえないのだ。

それでもソレスタルビーイングの恒久和平に向けた戦いは続いていく。連邦政府を裏から操るイノベイターたちの策略を駆逐するために。


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