ep22 cooperate mission
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ャノン持ちに向ける前にやられる。だが、その前に敵のキャノンがビーム攻撃によって蒸発した。同時に両腕も暴発に巻き込まれる。
ビームの根源を見ると、ティエリアのセラヴィーがGNバズーカUを構えていた。
ティエリアの張り詰めた声が聞こえる。
『スモッグを使用後、トランザムで脱出する!』
「オーライ!」
ケルディムサーガのミサイルコンテナが開き、スモッグ用の小型弾が発射される。周囲が一瞬で曇り、センサー類が役目を成さなくなった。
ケルディムサーガとセラヴィーが高濃度GN粒子全面開放システムーートランザムを発動する。その途端、機体が赤く染まった。
ロックオンはティエリアに続き、曇った前線を離脱した。
赤い光点と化したガンダムはスモッグの中でも目立っていたが、スペックが通常よりも格段に上がったため、残された敵は追跡できなかった。
戦域を抜けた2機のガンダムは、トランザムが終了し通常の能力に戻っている。
ロックオンがティエリアに音声通信で話しかける。
「まさか正規軍にあんな曲者がいたとはな。それとも戦闘続きで疲れたか?」
『そういうきみは、相変わらず大雑把な射撃が花になるな』
「それ褒めてる?」
『さあ、どうだろう』
「ククッ……。あんたも意外と面白いよな。刹那には負けるが」
ロックオンの台詞に、ティエリアは機体の向こうで苦笑混じりに呟いた。
『あれには敵わないさ』
2機のガンダムは、トレミーの収容コースに入る。この後、ケルディムの装備をパージし、各機のメンテナンスをしなければならない。
補給基地を潰したのは気休めに過ぎない。今回のミッションは戦いの一部分であり、大きな一歩にはなりえないのだ。
それでもソレスタルビーイングの恒久和平に向けた戦いは続いていく。連邦政府を裏から操るイノベイターたちの策略を駆逐するために。
終
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ