ep22 cooperate mission
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を出した。
『ここは引き受ける。ロックオンは基地の破壊を』
「そっちは頼んだ。すぐに終わらせる!」
ロックオンはレバーを前に押し、機体を加速させる。アステロイドに設置されたビーム砲の攻撃を避け、GNビームピストルで潰した。ビームの出力や狙い、破損位置などは計算通りだ。
「狙撃は兄さんほど上手くないが、近距離なら俺にも分があるんだよ」
『テキMSフジョウ!テキMSフジョウ!』
「ティエリア!」
その途端、ケルディムサーガの足元で大きな爆発が起きた。ビームに熱せられなかったジンクスVの腕がこちらに飛んでくるのを、ケルディムサーガが紙一重で躱す。セラヴィーの砲撃で、ジンクスVは一瞬で大破していた。
「このまま基地内部に入る」
ロックオンはケルディムサーガを基地内に進行させる。いくつものゲートが眼前にあったが、GNビームピストルで風穴を開けて先へ進んだ。
アステロイド型の基地は、外観以上に広く資材が豊富だった。補修中のMSのコクピットに入るパイロットを見て、ロックオンは呆れた調子で呟く。
「今さら遅いって。早く撤退しろよ……」
ケルディムサーガの腰部にあるGNミサイルコンテナの一部が開き、機雷を基地内に散布させる。
それを見た連邦軍兵士がようやく逃げ出そうと散らばった。
「機雷散布完了。基地を出る」
ロックオンはそう宣言して、勢いよく基地から抜け出した。それと同時に、基地の外壁があちらこちらで爆発を始める。その爆発は1つの大きなものに収束し、基地は完全に破壊された。
ここまでにかかった時間は60秒。作戦時間は残り90秒だ。あとはトランザムで戦闘宙域を離れるだけだ。
だが、ロックオンは外の戦闘が思った以上に滞っていることに気づく。
セラヴィーが3機のジンクスと戦っている。他の敵MSは倒されたらしく、残骸が真空をぷかんと泳いでいた。
作戦時間、残り70秒。ロックオンはケルディムサーガを急発進させ、戦闘に突っ込んだ。
敵ジンクスは、それぞれ違う武装をしていた。1機は大型のソードを、1機は大型のキャノンを2つ装備している。最後の1機は標準装備だ。
ソードを持つジンクスがケルディムサーガに気づき、大振りの剣を横薙ぎにしてくる。ロックオンはそれをギリギリのところで躱し、右手のGNビームピストルの照準を敵の頭に合わせた。
トリガーを引き、ジンクスの頭を潰す。同時に左手のGNアサルトカービンで敵の足や腕に実弾を叩き込んだ。
残り50秒。
ケルディムサーガのコクピットにけたたましい警報が鳴り始める。左側にいる敵がこちらに向かってキャノンを構えているのだ。
「ッ!」
機体の左腕をキ
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