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ガンダム00 SS
ep21 パイロットの意見
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の消耗は著しくなる。そんな中でスナイパーライフルを使ってみろ、高速戦闘なんてできたもんじゃない』

やけに具体的な説明だった。ひょっとして、とロックオンはイアンに問いかける。

「おやっさんも考えたことがあるのか?」

『……一応な。まあ、すぐに無駄だと思ったが』

すると、イアンがとあるデータを転送してきた。中身を確認して、ロックオンは僅かに目を見開く。

それは、データ上の『アヴァランチユニットを装備したデュナメス』だった。一部にエクシアと同様のパーツを使っており、デュナメスとエクシアの中間とも言えるデザインをしている。

「ハハッ、こりゃカッコいいな。使えるかどうかは別として」

『ここまでやって冷静になった。MSはカッコよくなきゃ勝てない、なんて弟子によく言っていたが、これはお前さんの能力を落としちまう』

「刹那たちのお荷物になるのは勘弁だ」

ロックオンはイアンとの通話を切り、空を見上げる。遠くから、雲の切れ間を突っ切るようにしてMSが飛んでくるのが見えた。それがオート飛行しているエクシアだと気づいたロックオンは、帰還のために小型飛行機のドアを開いた。



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