暁 〜小説投稿サイト〜
デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
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第0ルート:暁夜スタート
プロローグ
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い、皆さんおはよぉございます。 これから一年、皆さんの担任を務めさせていただきます、岡峰 珠恵です」

前の教壇に立ち、そう自己紹介するタマちゃんこと、岡峰珠恵。

「ほら、先生も来たし、そなへんにしろって殿町」

「あぁ、そうだな」

士道、殿町、暁夜の3人はそれぞれの席に腰を下ろした。暁夜の席の位置は、折紙の座る席の前だ。その後も、クラスメイトが順番に簡単な自己紹介をしていく流れとなり、今日も今日とて退屈で平和な当たり前の日常が始まったなぁ、と暁夜は胸中で呟いた。

?

夏休みが終わった初日の学校ということもあり、始業式だけが本日の日程となるため、午前中で終わった。 それもあり、昼で終わった生徒達は騒いでいる。確かに、午前中で帰れるのはテスト期間ぐらいのものでめったにないからだ。

「五河〜。 どうせ暇だろ? 飯行かね〜?」

殿町がそんなことを言いながら、士道に声をかけてきた。

「悪い、先約があるんだ」

「マジか!」

士道に断られたことで残念がる殿町。

「もしかして琴里ちゃんとか? いいよなー、あんな可愛い妹と一緒に住めて」

「いや、そうでもないぞ。 あれは妹という名の生物だと俺は思う」

「そんなわけねえだろ〜。 でも、次は付き合えよ〜、五河」

「あぁ、今度は空けとくよ。 またな」

士道はそう言って、誰よりも早く教室を出ていこうとすると、

ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーー

街中に危険を知らせるサイレンが鳴り響いた。

『これは訓練ではありません。 これは訓練ではありません。 前震が観測されました。空間震の発生が予想されます。近隣住民の皆さんは速やかに最寄りのシェルターに、避難してください』

と、遅すぎないほどの速さで聞き取りやすいような大きさでアナウンスが流れる。

「おいおい、マジかよ」

殿町がアナウンスに顔を青くする。ただ、誰一人、そのサイレンに慌てることもない。というのもこの日のために幾度となく訓練を行ってきた為、何をすればいいのか分かっているのだ。

「さーて、俺達も動きましょうか。 折紙ちゃん」

「ええ」

クラスメイト達がシェルターに向かう中、暁夜と折紙だけは気配を悟られないように逆の扉から出て、シェルターとは別の場所へと向かった。

数分後、教室からかなり離れた屋上にて。ワイヤリングスーツを着こみ、CRユニットと呼ばれる特別な対精霊装備を纏う一人の銀髪の少女と、片手に白塗りの片手剣を持ち、耳に通信機を付けた薄い青髪の青年が立っていた。

「あー、こちら、暁夜。 オペレーターちゃん、命令プリーズ♪」

『オペレーターちゃんはやめてください。暁夜さん。そこに折紙さんもいるようですので、手短に上からの命令を
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