暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2100話
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でいるって話になるしな。

「ザビ家と言えば、ガルマ様も忘れちゃいけねえよな」
「ああ、士官学校でも……主席なんだっけ?」
「どうだったかな。あの赤い彗星と同期だったらしいけど」
「あー、あの赤い彗星か。それだと……でも、ザビ家だしなぁ」

 そんな風に聞こえてくる声もある。
 ガルマ・ザビか。
 ラルから聞いた話だと、ザビ家の中では一番人気の高い男らしい。
 とはいえ、士官学校の主席に近い成績だったという事であれば、相応の実力はあると考えるべきか。
 もっとも、士官学校を主席で卒業した俺が言うのもなんだけど、士官学校の授業というのは本当に基礎中の基礎といったところだ。
 その後は、実際に戦場に出て実戦の中で強くなっていく必要がある。
 勿論これは俺の体験であって、UC世界においてはその辺も大きく違う可能性もあるが。

「連邦政府なんざ、ゴミだよゴミ! 地球は、ジオンの手で管理されなきゃならねえんだから!」
「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン!」

 ジオン公国、か。
 ここに住んでいる住人は、戦争に酔ってるな。
 連邦政府から受けてきた仕打ちを思えば、そう思うのも無理はない。
 だが……問題なのは、こうして熱狂している状況がどれだけ続くかだ。
 ジオンと連邦の国力差は30倍以上。
 この30倍以上という数字は、とてもではないが馬鹿に出来るものではない。
 それこそ、シャドウミラーのようにキブツで自由自在に物資の類を作ったり、システムXNで目的の場所にその物資を転移させたりといった真似が出来るのであれば、話は別なんだが……
 当然のように、ジオンにそんな技術はない。
 そうなると、今はいいが遠くないうちに戦線が限界を迎える筈だ。
 その時、ジオンという国がどうなるのか。
 恐らく都合のいい事ばかりを流して、実際に自分達が負け掛けているという風には放送出来なくなる筈だ。

「っと、悪いな兄ちゃん。……ヒック。ジーク・ジオン!」

 酒瓶を片手に歩いてきた男とぶつかりそうになり回避すると、その男はそう言って謝ってから、酒瓶を片手にジーク・ジオンと叫ぶ。
 酔っ払ってこっちに絡んでくるような相手じゃないから、こっちは特に問題ない。

「ああ、気にしないでくれ。それより、随分とご機嫌だな」
「そりゃそうだろ。オデッサも手に入れたし、これでジオンが資源に困る必要はない! つまり、連邦の連中をもっとボコボコにしてやれるんだからな! ジーク・ジオン!」

 陽気に叫びつつ、男は去っていく。
 それを見送り、俺は再びズム・シティの中を歩いて回る。
 そうして適当な店でハンバーガーの類を買って食いながら歩いていると……

「アクセル! おい、探したぞ!」

 そう言いなが
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