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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第262話 文化祭U パーフェクトウェイター(執事?)
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がそのまま現実へとやってきた様な、ちょっとしたアトラクションを見せてもらった様な、そんな感じがお客さんの中であふれ出た様だ。
写真を撮って〜 から始まり、お話を〜 や 連絡先を〜 そして サインまでねだられる様になったりもしていた。 後からの立役者のキリトに関しては、パンダの中身を披露すると言う、夢を壊しかねない行為をしちゃった用だが、それよりも悪いヤツをやっつけたパンダのお兄さん、と子供達中心に大人気になっていた。
そんな人気もひと段落した所で リュウキの手をとって店の裏へと連行。
店の裏――そこは、ちょっとした料理のスペース。いわば厨房にしている準備室内である。
「も、もーー リューキくんっ! あまり無茶しないでよー! しんぱい、しんぱいしたんだからねーー!!」
「わ、悪かった悪かったって。落ち着いて、レイナ」
「お、お、落ち着けないよっっ!! ここALOじゃないんだからねっっ! 回復とか簡単にしないんだからねっ! うぅ…… リュウキくんにもしもの事があったらわたしー……」
レイナがリュウキにしがみついて、胸をポカポカと叩いていた。
心配したんだろう。目に涙を浮かべて、今にも流れそうだった。リュウキはそれを見て、少々苦笑いをしていた表情を元に戻し、出来るだけ穏やかな表情を取って、レイナの頭を二度三度と撫でた。
「心配かけてゴメンな? レイナ。オレは大丈夫だから……。落ち着いて」
「う、ぅぅ………」
少しだけ落ち着けた様で、レイナは叩く手を止めた。
「ほーら、落ち着きなさいってレイ。みーんな大丈夫だったんだしさ?」
リズはいつも通りに戻っている。
あの男達が強引に出てきそうな時こそ、怖気づき気味だったが、何のその。肝っ玉は大したものだと太鼓判だ。アスナに代わってレイナを慰めつつリュウキを見た。
「それにしてもさー、アンタは弱点ってヤツは無いのかい?? 現実世界ででも勇者様〜って、話でちょーっと聞いただけで、正直半信半疑な部分もあったんだけど、実際見たらさ。現実世界ででもやっぱ勇者で最強なんですか? チーターなんですか??」
肘をぐりぐり〜 と押し付けてくるリズ。
にしし〜 と笑っているところを見るとただからかってるだけだと言う事がよくわかる。長い付き合いじゃなかったとしても、大体。
「りゅ、リュウキさん凄かったですっっ、わ、私すっごく怖くて、何にも出来なくて……、ご、ごめんなさい……っ」
「そんな謝る事無いってシリカ。って言うか、リズ力強い、痛い痛い。それに誰が勇者だっての……、変に言わないでくれ」
ずんずん、と突かれる肘はそれなりに凶悪だった様だ。シリカは動けなかった事を悔いていた様だが、逆上した連中に襲われかねなかったから 良
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