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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第262話 文化祭U パーフェクトウェイター(執事?)
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だ。
「や、止めてください!」
「良いじゃん良いじゃん、こっちはご主人様だろ〜? ご主人様のやる事言う事は絶対ってのが常ジャン〜!」
男子達はいない、が流石に度を越えている為 横で接客をしていた女子が割って入った。
「お客さん。止めてください。そう言った要望には応えられません!」
強気、毅然とした態度で拒否をした。
その態度が気に喰わなかったのだろう、手に持ったコップの中身の水をその顔に引っ掛ける。
「きゃあっっ」
「おいおい、その態度はねぇんじゃね? こちとらご主人様なんだぜ? あんまし態度がわりーとよー、調教しちゃうよ?」
ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら 迫る男達。
「ちょっと! 止めなさいよ。幾ら客でもやって良い事と悪い事があんでしょ? そーいうのしたいんなら、もっと別な店に行けばいいじゃない」
「り、リズさーん……」
強気も強気なのは何も店員だけではない。リズもその1人だ。元々の性格に加え、更に幾千幾万の剣を鍛え上げ、仮想世界で化け物達と戦ってきた経験もあった事も拍車をかけたのだろう。 一緒にいたシリカは……、流石に無理だった様で行けなかった。
「……最低限のマナーも守れないのは客って言えないんじゃない?」
そして 同席していたもう1人のシノンも同じく。普段は大人しい詩乃だが、今回は黙っていられなかった様だ。この喫茶店は 大切な人達が頑張っている。そこをメチャクチャにされたくない、と。
仮想世界で戦いに戦い……きっと強くなることが出来た。あの時、遠藤の要求をきっぱり断り、モデル銃を手に持つ事が出来たあの時から。
「あー?」
「なんだお前ら。なんならお前らがオレらの相手する? まーだ、メイドじゃねぇし、一から仕込んでやるぜ?」
ガタッ、と立ち上がる男達。明らかにリズ達より一回りは大きい体格だ。退きはしないものの リズは『(こりゃ、不味いかも……)』と内心後悔気味だった。
幾ら経験を積み、戦ってきたとは言え それは仮想世界での事だ精神面では強くなれたとしても、如何せん体躯の差は簡単に埋まる筈もなく、気圧されそうになるのも無理はない。
「お、お姉ちゃん! わたし先生を呼んでくるっ」
「う、うん。よろしく。私はあの人達を止めて……っ!?」
レイナとアスナが駆け出そうとした時だった。
本当にいつの間にか、彼らの方へと行っていたのだ。
「当店をご利用なされるご主人様は皆紳士な方でございます。……どうやら、お客様たちはまだその域には達していないご様子。お引き取り願います」
突然の事だった。男達も流石に気付いた様で振り返ると、そこには いつの間にか、ウェイターの格好に着直したリュウキがいた。
「あ?」
「何お前
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