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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第262話 文化祭U パーフェクトウェイター(執事?)
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ナは普通の格好(リュウキが知っている制服)だったから 特に意識してなかったのだが、レイナは専用のコスチュームに着替えていたみたいだ。
「も、もー、リューキくんっ、何か言ってよー! これ、結構恥ずかしいんだからねっ??」
レイナは顔を赤くさせていた。
着慣れていない制服に更に台詞。どうやら即興物らしい。事前に決まっていたのであれば、リュウキにも判っていた筈だから。
「悪い。……その、凄く似合ってるから、さ」
「っ……/// う、うんっ、ありがとう、リュウキ君っ。えへへへ、リューキ君は、その……たくさん、たくさん頑張ってくれたから、こちらは私からのサービスになりますっ」
レイナは トレーの上にのせていたパンセットをテーブルの上へと並べた。
「成る程。パンダの形をしたパンだから、パンケーキか。キリトの格好も納得だ」
「でしょ? 形は結構こだわったんだー。味もお姉ちゃんと試行錯誤、だよっ。何でもキリト君が好きだったSAOでのパンの味を〜だって」
「……懐かしいな。第1層で食べていた黒パンとクリームか」
懐かしむ……よりも、リュウキはレイナの顔を見て笑った。
「いただきます」
「はいっ、召し上がれ」
レイナはこの一時が大好きだった。
勿論沢山大好きな事はある。一緒に並んで言葉を交わすのもそう、勉強をするのもそう、ALOで一緒にクエストをクリアしたり、BOSS攻略をしたりするのもそう。
そんな中でもトップクラス至福の時がこの瞬間。
美味しそうに、笑顔で自分が作った料理を食べてくれているリュウキを横で見ている事が。
――だが。
そんな至福の時を過ごしていたのに、それをぶち壊してしまう事が起こってしまった。
「ふぅ〜〜 結構かわいい子が多いじゃ〜〜んっ」
「うわっ、マジだマジ、メイドコスもメチャ似合ってんし!」
ガラの悪く、更にチャラい男と言う二重苦な客がやってきたのだ。
こう言う事もありえる、と考えていて 万が一の時は男子生徒達で何とか対応をしよう、と決めていたのだが、材料が切れそうな為、その補給に回り、タイミングが悪く今ここにいる男子はリュウキ以外いなかった。更にエギルとクラインと言ういわば身内も出ていってしまったのもタイミングが悪いと言えるだろう。
我が物顔で 男達は席に座り、注文を取る。
お世辞にも食べ方が上手いとは言えず、下品と言う言葉がピタリと合う様子に他の客も辟易とさせていた。
そんな中で店員の1人を呼び寄せて更に最悪な行為をし始めた。
「なぁなぁ、もっとスカート短くしてよ〜 メイドさ〜〜ん、ほれ、この位」
「きゃ、きゃあっ」
スカートめくりと言う今時小学生もしない様な事もしてきたの
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