暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第38話 イッセーの苦難、祐斗の仇を見つけます!
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分にいら立ちを感じながらも、コカビエルの件が終わるまでは彼女の力になろうと俺は決心した。
「美味い!日本の食事は美味いぞ!」
「うんうん!これよ!これが故郷の味なのよ!」
目の前に並ぶ料理を次々と平らげていくゼノヴィアとイリナを見て俺は思わず苦笑してしまった。今日の献立は牛肉100%ハンバーグ、沢山の魚を使ったアラ汁、新鮮野菜のサラダ、キノコとおろしポン酢の和風スパゲティ、鶏肉の竜田揚げ、パンプディング、ベジタブルピザ、そしてデザートに牛乳寒天を入れたフルーツポンチのラインナップだ。しっかしいい食べっぷりだな、小猫ちゃんといい勝負なんじゃないか?
「あう……ゼノヴィアさん、ちゃんとよく噛んで食べないと駄目ですよ」
「あはは、小猫ちゃんやイッセー君を見ているみたいだね」
「あれだけ作った料理が瞬く間に消えていきます……私も負けていられませんね」
アーシアはゼノヴィアにちゃんと噛むように叱っており祐斗は二人の食べっぷりを見て俺と小猫ちゃんを見ているみたいだと苦笑している。小猫ちゃんだけは対抗心を燃やして更に食べ続けているんだけどな。
「というかお前ら普通に肉とか食ってるけどいいのか?確か食べてはいけない食べ物があっただろう?」
「確かにあるけどエクソシストはある程度免除してもらえるの、命を懸けて戦うんだから食事位は楽しまないと」
「それにバレなければ問題はない。使命を果たそうとする私たちを主は見逃してくれるはずだ」
そう言いながら食べる勢いを衰えさせない二人を見て食欲が更にわいてきたので俺も食べ続けた。30人前ほどは作った料理があっという間に消えてしまった。
「は〜、お腹いっぱい……ごちそうさまでした。主よ、こんなにも美味しい料理を作ってくださったイッセー君達にお慈悲を」
イリナが胸の前で十字を切ると、小猫ちゃんと祐斗が頭を抑えた。悪魔である二人は十字架を斬られるだけでもダメージを受けてしまうらしい。
「イリナ、この場には悪魔もいるんだから十字架は切らないでくれ」
「あ、そうだったわね。塔城さん、木場君、ごめんなさい」
テヘッと可愛らしい笑みを浮かべながら小猫ちゃんと祐斗に謝るが本当に反省しているんだろうな?
「はぁ〜、仕方ない奴だな。大方何時もそんな感じで周りの人間に迷惑をかけているんじゃないか?例えば詐欺まがいの見るからに怪しい聖画とかを騙されて買ったりしているとか」
「ど、どうしてイッセー君がそれを知っているの!?」
「当てずっぽうで言ったがマジだったのか……」
イリナは昔からそそっかしい所がありオマケに騙されやすい。小さい頃は近所の悪ガキに騙されておもちゃを取られたり、
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