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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と期末試験編
NO.062 期末試験の翌日
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一週間による強化合宿。
一週間は短いと思うなかれ、着替えなどの荷物も多くなるために、各自で何を持っていくかで討論が交わされていた。

「水着とか持ってねーや。購入しておかないとな」
「暗視ゴーグルも必須だぜ!」
「なんか、峰田ちゃんがそういうのは裏がありそうね」
「そそそ、そんなことないぞ!?」
「峰田……もう少しポーカーフェイスを覚えようぜ?」

みんながそう騒ぐ中で、

「デクちゃんは水着とかどうするの? 中学の時とかではずっとプールの授業は見学していたって聞いたけど……」
「うん。あはは……どうしよっか。女性用の水着なんて学校指定のしか持ってないし、いざ着るとなるとまだ恥ずかしいし……」

そう恥じらいながら話す出久の発言に、聞く耳を立てる一同。
そして男性陣は思い浮かべる。
出久の猫耳しっぽなあざとい水着姿を……。

「いい……」

妄想に関しては1−Aでは右に出るものがいない峰田がそう一言発言しながらも鼻血を出しながら静かに倒れた。
他にも峰田には及ばずとも他の女子たちの姿も想像してしまうのは男の性で仕方がなくそれぞれ顔を赤くしてしまう男性陣。

「こらー! 男子ども! 変な想像すんなー!!」

芦戸が女性陣の代表としてそう叫んでいた。

「と、とにかくそれぞれ必要なものを買っておいたほうがいいだろう!」
「飯田。紛らわしがわざとらしいよ?」
「そ、そんなことはないぞ!」

飯田(それに轟)は一度出久の裸姿を拝んでしまったことがあるために、真面目な性格も相まって想像しないように必死に脳内で念仏を唱えていて表向きは普通にしているのであった。
ただ、お茶子のジトっとした目があり、悟られているのは分かり切った事実ではあるが……。
そこで空気を変えようという感じで葉隠がみんなにある提案をする。

「それじゃさ! 明日休みでテスト明けだし、A組みんなで買い物に行かない!?」
「それはいいね!」
「うん、行こうか!」
「決定!」

それで満場一致とかいかずとも(爆豪はめんどくさい、轟は母の見舞いに行くという理由で)みんなで買い物に行くことが決定した瞬間であった。
果たして楽しい気分で終わるのか否か……。



その一方で裏側では死柄木弔率いるヴィラン連合の動きが活発になってきているというのは、出久達にとって決して良いことではないだろう……。



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