破 壊 ☆
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にトラウマと化してしまっていた。
「……覗きの前科がある一誠さんが反論しても説得力がありません。」
「グハッ……!?」
アーシアの非難めいた視線に貫かれ、一誠は吐血する。
力無くその場に崩れ落ちた。
「許さん、許さん、許さんぞ、貴様ァ──!」
「私の長年の崇高なる研究の成就を邪魔しおって!」
前方では教会の賢者が下着によってコーティングされた化け物へと変貌を遂げていた。
本当に下着そのものになってしまったのだろうか。
教会の賢者の姿は無数の下着に埋もれ、伺うことはできない。
なぁにこれぇ
「私の崇高なる研究の歩みは邪魔させんぞぉ──!」
激怒した奴はその身から気味の悪い光を放出した。
モヤモヤとその光はリアス達の身に迫り、彼女達の下着を除く衣類の全てを弾き飛ばした。
「な…何よ、これ──!?」
「不味い……!?」
「キャァアア──!?」
「またこのパターン!?」
「このジャージ、高かったのに──!?」
「ン、ンニャ!?ンニャ!?フシャ──!!(小、小猫!?もう、許さん!?ジワリ、ジワリとなぶり殺しにしてやるにゃ!!)」
文字通り、身ぐるみを剥がされ、リアス達は赤面しながら混乱する。
それだけに留まらず、リアス達のブラは外され、全裸と呼ぶに相応しい姿にされてしまった。
なぁにそれぇ
ウィスは呆れ顔で、眼前の光景を傍観する。
見れば下着が操られているのか、リアス達は此方へと走り寄って来ていた。
両手は見事、下着にて背後で拘束されている。
リアス達の女性特有の柔らかさを直に享受したウィスだが、その顔色が変わることはない。
今なお彼女達の肢体が全身に当たっているが、ウィスが動じることはなかった。
「皆さん、暑苦しいので離れてくれませんか?」
「言うに事欠いてそれ!?」
「……何か、屈辱です。」
「複数の女性から迫られてなお動じないその精神性、私は感動した、ウィスさん!」
「ウィス、照れてくれてもいいじゃないですか!?」
「何か思うことはないのですか、ウィスさん!?」
いやぁ、まあ。別に何も?
周囲を見れば一誠がアーシアを抑え込み、抱き締めている。
上空からは木場が強襲を行っていた。
「目が、目がァ──!?」
だが、木場祐斗、撃沈。
下着が顔に叩き付けられ、為す術無く墜落していく。
永らく生きてきたが女性の下着をあんな風に遣うのは初めて見た。
「私を忘れてもらっては困るわ!神の名の下に断罪します!アーメン!」
擬態の聖剣を振りかざし、イリナは刀身を奴の脳天へと振り下ろすも、失敗。
下着が散り、ノーダメージであった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ