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ハルケギニアの電気工事
第27話:課題消化!(その2:2体目の上級精霊登場!!)
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ったので、すぐに乗合馬車に飛び乗って来てしまいました。」

「それは助かりました。実は2〜3日中に皇帝閣下が行幸され、4日ほどこの屋敷にお泊まりになられますので、忙しくなる所だったんですよ。」

「え?ゲルマニアの皇帝閣下が此方に来られるのですか?それはまたいきなりですね。いったい何をしにいらっしゃるんです?」

「これは、余り大きな声で言えないし、他言無用でお願いしますが、私が新しく作った公衆浴場に入りに来るんです。一緒に姫様達も来られるのですが、此方は母上とお話がしたいという理由です。特に公務という訳ではありませんから、堅く考えないで下さい。」

「一国の皇帝閣下が、そんな理由で来られるのですか?それはまた、何と言っていいか解りませんな………。」

 来たばかりの人にも呆れられています。まあ、誰が聞いても呆れるよね?

「食堂も利用すると思いますから、そのつもりで居て下さい。ああ。だからといって、特別なメニューは考えなくて良いですからね。ここの食堂は、主に職員が利用することを考えて作っています。職員の家族も来るでしょうが、皇帝閣下が来て食事することを前提に作った訳ではないので、普通の食事を考えて下さい。条件は聞いて貰っていると思いますが、1食5スーで朝昼晩の3食お願いします。予算の範囲内で質は勿論ですが量もたっぷりした物を出せるようにお願いします。」

「良いでしょう。色々考えていることもありますから、腕によりをかけてやりますよ。期待して下さい。しかし、本当に特別な料理にしなくて宜しいのですか?」

「良いんですと。珍しいもの見たさに遊びに来るのですから。それよりも、此処の食堂で普段出される食事を体験してもらった方が、皇帝閣下も楽しんでくれると思います。よろしくお願いします。私の方からも珍しい食材を提供できると思いますから、メニューはお任せしますので使ってみて下さい。」

 待望のコックさんが到着しましたから、これで食堂の運用も始められます。職員の皆さんも待っていたことでしょう。なにしろマルトーさん仕込みですから、味は保証されているような物です。
 これで、いよいよ『改革推進部』も体制が出来上がって、本格始動です。
 後は、水と土の上級精霊に早く来て貰って、皇帝にも報告等ができれば、溜まったイベントも完了となり、改革の方に集中できるでしょう。
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