第27話:課題消化!(その2:2体目の上級精霊登場!!)
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にどのような事をするのですか?」
「各村や町を廻って、放置されているゴミや動物などの死骸を一ヶ所に集めて、焼却処分することです。最初に1回、全ヶ所を廻り、その後は定期的に巡回して、環境の維持管理を行います。部署名は『清掃課』といって、来て頂く火メイジの方は課長として、4名の職員を統括してもらいます。」
「部下が4人ですね。そういった仕事なら彼が適任かな?」
そう言うと、一緒に来るように言って、奥の部屋に入っていきました。
奥の部屋も結構大きな部屋で、メイジが15、6人たむろしています。ヴィルムさんは真ん中辺りにいる真っ赤な髪の体格の良いメイジに近づいて話しかけます。
「おい、ギュンター。ちょっと良いか?」
「どうしたヴィルム。何か用か?」
「ああ。こちらのアルバート様の要件に、お前が一番合っていると思ってな。アルバート様。彼はギュンターと言って、火のラインメイジです。」
「アルバート様?これは気が付かず、失礼いたしました。何か私にご用ですか?」
僕は、先ほどヴィルムさんに話したことを、もう一度話して、協力をお願いしました。
「なるほど。その仕事を手伝えば良いんですね。了解しました。それで、何時頃から行きましょうか?」
「そうですね。仕事は来週からになると思いますから、週明けに『改革推進部』の方に来て貰えますか?詳しい話しは『改革推進部』の『保健衛生局』の方でします。」
「解りました。それでは来週初めに伺います。」
「よろしくお願いします。ヴィルムさんも有り難うございました。」
二人に挨拶してから『部長室』に帰りました。これで『清掃課』も体制が整えられます。来週から実働状態に出来そうですね。
『部長室』で机の上に溜まっていた『事務局』から回ってきた書類を決裁していたら、コック長が飛び込んできました。
「アルバート様。コックのモーリスが、今ガリアから着きました!!」
「え?モーリスさん、もう着いたんですか?今どこに?」
「ちょっと待って下さい。」
そう言うと、急いで扉の外に出て、外にいた人を中に押し込んできました。恰幅の良い、少し赤ら顔の人で、想像したとおりという感じです。
「こいつがモーリスです。モーリス、このお方がアルバート様だ。」
「初めまして。モーリスと申します。この度は此方でコックを探していると聞き、ガリアから来ました。よろしくお願いします。」
「初めまして、モーリスさん。私がアルバート・クリス・フォン・ボンバードです。早速来て頂き有り難うございます。長旅でお疲れでしょう。それにしても早かったですね。」
「いや〜、先週、こいつから手紙を貰って此方のことを聞いたんですが、そうしたら何が何でも此方の仕事をしたくな
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